だいじょうぶ。ほら、泣かないで。だいじょうぶ。
泣かないで泣かないで泣かないで。
強いんでしょう。怖くないよ。僕がいるよ。僕が守るよ。僕は死なないよ。兄さんも死なせないよ。

空が、余りにも青いからきっと少しだけ眩暈がしたんだよ。
そんなもの見ないで。
僕を見て。こっちを見て。


目映い日差しを身体に浴びる姿は何故、こんなにも



『…お兄ちゃ…』
『どうしたんだ雪男!またイジメられたのか!?よしっ、兄ちゃんに任せろ!』


ねぇ、それはいつだったろう
あの広い背中が、腕が、指先が、今はこんなに小さくて


「大丈夫。僕がいる」


背中からきゅっと抱き締める。誰かの死を背負うには余りにも華奢な身体。折れてしまいそうだ
どうかどうか、沢山の愛を。祝福を。そして、尽きないキスを僕から


残酷な世界の中で壊れてしまうというならいっそ2人で眠り続けるのも悪くないか


ーーーー徐々に空がくなっていく
ねぇ、泣かないで




よく判らん

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