Clap
拍手機能について


「仗助、コーヒー飲みたい」

「奇遇ですね。俺もそう思ってました」

「ブラック、濃いめで頼む」

「じゃあ俺は砂糖とミルク一つずつ」

「…煎れてこい」

「…承太郎さんこそ」

「お前が手を繋いでるから動けない」

「これまた奇遇っすね。俺もあんたに手を握られてるから動けないんっすよ」

「離せばいいだろ」

「そっちこそ」

「離したらお前が煩そうだ」

「寂しいよー!って?」

「そう」

「承太郎さんは離れても平気なんっすか?」

「さぁな」

「じゃあ離せないじゃないっすか」

「寂しいとは云ってない」

「寂しくないとも聞いてないです」

「………」

「………」

「……コーヒー」

「……一緒に淹れにいきましょうか」

「ん」


2人でふーふーしながら飲めばいい
続く




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -