2012/04/08 11:17

たった、5文字。その5文字を求め、笑って泣いて時に喧嘩をして。否、泣いたり一方的な怒りをぶつけていたのは何時も俺の方。彼はそんな時形の良い眉を少しだけ潜めて、俺の話を…時には怒鳴り声を聞いていた。そして自己嫌悪が渦巻き、自分の中で嵐のように収集が着かなくなって、けれど感情は逆に沈静化し勢いを失った時を見計らって、彼は俺の焦がれていた五文字を一杯に湛えたような瞳で俺を見る。そして抱き締めて、耳元で囁くのだ。
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