2012/03/23 14:51

「承太郎さんお土産です」「…何だこれは」「でっかい熊さんのぬいぐるみ」…そんなことは見れば判る。俺が訊きたいのはそれじゃない。じろりと仗助を睨むと「商店街のクジで当たったんですよ!」と慌てて弁解した。「だからって何故此処に持って来た」「え、だって承太郎さんとぬいぐるみって可愛いじゃないっすか。ぬいぐるみ抱っこして眠る承太郎さんとか凄く」「オラァッ!」「うぎゃあっ!」頼りになるスタンドの一撃は綺麗に決まったようだ。ぱくぱくと口を動かして仗助が身体を丸める。「ひ、酷いっす…」「肋骨折られなかっただけ有り難く思え」全く下らん。しかしデカいクマだ。ひょいっと抱き上げると、子供くらいのサイズは充分にあった。「う、やっぱり…可愛いっ…承太郎さん可愛いっす…萌え…ぐぎゃ…」仗助がまた可笑しな事を云うから取り敢えずスタープラチナに任せ、娘にでも送ってやろうと有り難くソファーに座らせた。




後日、徐倫からお礼の手紙が届きます。
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