2012/03/09 01:11

「ジョウ、悪いがワインを部屋に届けてくれるか。後、何でもいい。つまみを」ってある日の夜承太郎さんに云われるジョウ。勿論、疾風のような速さで準備して部屋に届けます。


「ありがとう」ゆったりとした皮のソファーに腰掛け、ガウン姿で微笑む承太郎さん。
どうやら風呂上がりらしく、髪は僅かに濡れて頬は上気してて鼻血もんですな。心臓ばっくばくなジョウ。


物凄くぎこちなくワインのセッティングを終え、立ち去ろうとするジョウを「お前も飲め。一人で飲むのも些か飽きた」と引き留める承太郎さん。
結局何だかんだで付き合わされます。承太郎さんは絶対ですからね。


で、そのうちぽつりぽつりと仗助の話を始める承太郎さん。「お前にそっくりな奴が居てな…」とかって。
恋人だ、なんてことは云いませんが、話をするときの余りに優しげな承太郎さんに、ジョウは悟ります。
その内に、疲れたのかソファーに座ったまま寝息を立て始める承太郎さん。
そんな承太郎さんに毛布をかけながら、先程の表情を思い出して焦がれればいいよジョウ。


そっとほっぺにキスしようとするんだけど、さっきの承太郎を思い出して、震えて出来ない…とかなればいいじゃない!



モブでここまで語るなよって云う話ですね、はい。


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