2012/07/24 21:03

背が壁に押し当てられ、顔の横に逞しい腕が伸ばされてしまうと逃げ場が無くなった。戸惑いながら目を向けた先、飢えた肉食獣の様な瞳にかち合って上手く言葉を紡げない。
「抱かせろよ、仗助」
爪先から這い上がり身体中の血液を沸騰させるような、それで居て涼やかな声に逆らえる筈もなくて。知らずに浮かんだ汗が額から顎へと伝い、黒い学生服に一つ染みた。




こんな感じか?
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