2012/07/21 20:52

「仗助、良いか?」
「んあ?どーぞ、開いてますよー」
「…失礼する」
「どーしたんっすか、何か壊れまし…げっ…」
「……忘れ物だ。お前のだろ」
「そ、そそそそれは…ちょ、ちょっとした好奇心でっ!!決してやましい気持ちではなくっ…!!」
「…やましい以外どんな気持ちで買うんだ。買うのも観るのも構わんがリビングに置くな」
「す、すんません…で、でも本当に好奇心ですからね!?俺の一番は承太郎さんですからね!!」
「…ほう、好奇心…ねぇ。その割にはベッドの下に随分沢山コレクションしてあるようだが」
「んなっ…見たんっすか!?」
「いや、云ってみただけだ。本当にあるのか」
「…ひ、ヒデェ!!…しょうがないじゃないっすか!!好奇心旺盛な年頃なんですから!!!承太郎さんだって持ってるでしょ!?」
「だから悪いとは云ってないだろ。ちなみに俺は持ってない」
「なっ、マジで!?」
「マジで」
「有り得ねぇっ!!俺のじいちゃんだって持ってたっすよ!?」
「見たのか」
「…たまに拝借してたんで」
「…ふぅん」
「いや、でもあくまでエンターテイメントですよ!!抜くときはちゃんと承太郎さんをおかずに抜いてますから!!」
「…そんな報告はいらん。兎に角、こういう類は全て部屋で管理しろ。次からテメェのスタンドでも直せねぇぐらい木っ端微塵にするからな」
「じょ、承太郎さん怖いっすよ!目が本気だし!」
「俺は冗談は云わん。…いいな?」
「は、ははははいっ!」
「ついでに今日から1ヶ月はセックスしねぇからな。ベッドの下のブツを存分に味わえ」
「!?ちょっ、そ、そそそんなっ…あんまりっすよ!!大体…」
「文句があるならコイツと聞こうか」
「ス、スススタプラぁっっ!!承太郎さん実は滅茶苦茶キレてる?!」
「巨乳でも女教師でも無くて悪かったな」
「す、捨てますから!全部捨てますから許して下さい!!!」


そして今日も俺は土下座をした後、全てのエロ本とAVを処分しました。部屋が片付いてスッキリだぜぇ…はは…。
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テーマ「人外ファンタジー」
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