2012/05/22 15:04

太陽の寵愛を受けてキラキラと輝く水面を見せてやりたい。押し寄せて引き返す波の音を聴かせてやりたい。水平線に沈む夕日を楽しんだ後、何億年前の柔らかな星達の光を共に眺めて、沢山の話をしたい。美しい色をした瞳の片隅に、己を映してもらえたらただそれだけで。多くの物を捨てて生きて来た中で、唯一自分を捉えて離さないのはたった数ヶ月共に過ごした少年の姿だった。




あなたがここにいたら

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