2012/05/19 00:36

仗助の初体験は19位の時かなぁ。あ、女の子相手の話ね。まぁ承太郎さんと関係はあったから、決して初体験ではないかもしれんが。
その方が楽しい!


承太郎さんからの連絡が無くなって、何時までも引き摺ってちゃいけないと思った時に『ずっと好きでした』って女の子に告白される訳よ。
黒いショートカットで、意志の強そうな目をした色白の女の子。ほんの少しだけ、承太郎さんに似てたわけです。で、お付き合いする事に。


学生だった彼女とは、もう絵に描いたようなお付き合い。仗助やっぱり優しいからね。周りが見ても、凄く羨ましいようなカップル。で、付き合って3ヶ月。彼女の家で初体験☆彼女も初めてな訳さ。


「痛くねぇ?」とか「大丈夫?」って気遣いながら、進んで行きます。で、無事に終了して一緒に寝るわけですね。彼女の方は仗助の腕の中ですぐに寝付くんですが、仗助は中々眠れない。


その内に雨が降ってきて、ふと3年前承太郎さんを初めて抱いたときのことを思い出すわけです。

あの時は今よりも子供で、相手を気遣う事は出来なかったのです。自分の下で乱れる承太郎さんが余りに綺麗で、夢中で欲を叩きつけていたと。
優しく抱き締めるのも上手く行かず、承太郎さんが逃げないように力任せに抱き締めたなぁって。
「仗助、苦しい」と云いながらも、承太郎さんも抱き返してくれたなぁとか、そういえばあまりに力が入りすぎて承太郎さんの唇噛み切ったな、とか。それを治そうとしたら「お前の付けた傷だからいい」って悪戯っぽく笑ってたとか、兎に角一つ一つが鮮明に蘇るんです。


あの頃に比べて、随分成長したけれど失ったものも多かったし、何より一番大事な人はあまりにも遠い。忘れなきゃいけないのに、時間が経つにつれ、仗助の中で彼の存在はより濃くなっていくんです。


そっと布団を抜け出してコンビニに行くと、承太郎さんと同じ煙草を買って火を付けるんです。すると懐かしさとか抑え込んでいた愛しさがこみ上げて、傘も差さずに帰路へ。もう雨なのか涙なのか。


……なんてね。………誰がこんな切なくしろって云った。文章力がないから伝わらないけど、vanの脳内号泣だよ。
ちなみに承太郎さんは敢えて連絡をしていません。それが仗助の為だと判断して。


腹を括った仗助が承太郎さんを迎えに行くまであと1年。この頃が一番切ない時期ですね。


PS
この妄想はたったの5分で完成しました。色々すみません。
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