2012/04/15 12:14

煩いって追い出された。鬼だ鬼畜だ悪魔だ。そりゃあ確かにあのテストの点はまずかったし、見つかって開き直ったのは悪かったと思う。けれど久々の逢瀬なのだから、少し位はしゃいでも良いじゃないか。揉めに揉めて騒いで喚いて。最終的にスタンドまで持ち出して。けれど彼は応じる事すらなくただ一言「出て行け」とだけ。そりゃあもう地獄の底の閻魔様でさえ震え上がりそうな程恐ろしい面と、地球上全ての断末魔を凝縮したよりも恐ろしい声で云われたら…撤退するしかない。ああ、レストランの食事が。ベッドの中での睦言が。どうせあの人は1人でウィスキーでも飲みながら、優雅に月見でもしているんだろう。何だか妙に腹が立ってきて、コンビニ弁当を二つ平らげた後、9時には早々に寝ることにした。同じ月など見てやる物か。

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