ビリー(話/シュラ+雪)2011/07/16
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「シュラさん、兄は最近どうですか?」
「ん〜?…ヒック…。まだまだだけど、少しはまともになってるよん。蝋燭も安定して来たしな〜」
「そうですか」
「剣に関してはまだまだだけどね〜。馬鹿力に頼り過ぎだ」
「全く…それは困ったもんだ」
「まーね。でもビリーも心配症だにゃー。ハゲちゃうよ?」
「ハゲませんていうかビリーってなんだ」
「ビビリのビリーなのだ!にゃは」
「にゃはって…幾つですか貴女は」
「えっとぉ、永遠の18歳なり☆」
「いつか年齢詐称で訴えられますよ」
「ったく相変わらず石頭だにゃ〜ビリーは殺すぞ」
「殺さないで。ビリーじゃないし」
「にゃんでもいいだろ〜ビリー。あ〜、それよりもさ、お前食われるなよ」
「…はい?何ですか急に酔っ払いの絡みですか?」
「うっさいボケいいから聞けって。忠告だ。自を貫くのは悪い事じゃないけどさ。信念を曲げないのは大切だしなァ。だが、固執は何も生まない。負に付け込まれ、いつか食われるぞ〜?」
「…そんなこと」
「お前は、無駄に賢すぎるんだよ」
「…無駄に?」
「そう。1人で考えて考えて、そして潰れる。賢いからこそ、答えが無いっていうのを許せないだろ」
「……それは」
「まだ若いんだ。戸惑って迷って失敗しても、誰もお前を責められやしない。完璧なんざお前みたいなガキに求めちゃいねぇよ。少なくともあたしは」
「でも、」
「でももクソもあるか。まぁ、燐みたいに馬鹿すぎるのもアレだけど」
「……」
「お前ら、足して2で割ればすげーまともになりそう」
「…どういう意味ですか」
「そのまんまだよ。…あ、やばいビールなくなった」
「っ、たまに真面目な話したと思ったら…」
「いつまでも真面目にしてんのは性に合わなくてにゃー。ビリー、酒買ってきて」
「だからビリーじゃないし、酒なんて学園にないしそもそも購買部とか閉まってるし!」
「んっとに…堅物だな〜」
「いや、最早そういう問題じゃなくて…」
「もういいよ、部屋に帰ってノンビリ飲むから。バイバイびびりー」
「だから僕は雪男です。…ねぇシュラさん」
「にゃにぃ?」
「どうすれば、強くなれるんですかね。例えば、貴女の様に」
「はっ、ビビリビリーがあたしみたいに?アハハッ、それは無理だにゃ」
「ちょっ、さわやかに笑うとこ!?」
「青臭いあんたらじゃ、見えないことは沢山あるさね」
「そんなもんですか」
「そだにゃ。ま、心配せんでもこの華麗なるシュラ様があんたらの面倒は見てやるって」
「、そりゃ、どうも」
「だからさっさとビール献上しろ。箱で持って来い」
「…高校生にたかりますか」
「お前絶対金持ってんじゃん。通帳見せてみ?」
「嫌ですよ。全く…貴女と話してると何か気が抜ける」
「にゃっは。それでいーんだよ。またいつでもおいで〜。酒とつまみは用意して来いよ」
「そっちが目的でしょ」
「内緒vおやすみ〜」
「お休みなさい、シュラさん」
シュラ様愛してる。何となくしろう様ポジションなシュラ様大好き
私→私事
話→小説風
知→お知らせ
となってます