月（話）2011/07/15
「おー雪男、月がすげー綺麗だぞ！」
「ん？…うん…ぼやけてるけど」
「え、ぼやけてんの？」
「もう眼鏡外したし」
「そっか。なぁ、どんな感じなんだ？」
「どんな感じって？」
「目が悪いと、どんな感じに見えるのかなって」
「…輪郭と明るさだけは認識できる。はっきりとは見えないけど、ぼやけた月光も悪くないよ」
「…え〜何かずりぃ」
「何が？」
「俺だって、雪男が見る世界を見たい。お前に見える世界を知りたい」
「……一杯勉強すれば、目が悪くなって見れるかもよ」
「うっ…それは…ヤダ」
「大丈夫。僕が眼鏡越しに見る世界は、兄さんが見てるのと同じだよ」
「むー」
「キスしたげるからスネないの」
今ベッドの上で外見たら、余りにも月が綺麗でびっくり
私→私事
話→小説風
知→お知らせ
となってます
