ふわり、恋。


さわさわ、

ゴソゴソ

温かいモノに触れて、合わさった

細身の彼女の意外にプニプニと柔らかめの肌

そっと離れては、重なりあっていくの

目を閉じていても、くすぐったいような柔らかい幸せが、

フツフツ

腹からのぼってくる

思わず微笑って、目を閉じたまま彼女に背を向けるけれど

規則正しい、微かな寝息に胸がキュッとなって

彼女に向き直って、そっと寝顔を覗きこむ

そして、また

するすると髪に指がすべって

ふわふわ、

彼女の頬に合わさっていくの


僕の手が、そっと労るように、ね?


あとがき



(bkm/comment)

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