ロンリーガール | ナノ

05並盛の逆襲





「あの……ミスターミスコンって誰がでるんですか?」





ふと疑問に思いました。


こんにちは、里保です!
里保は今特力の手伝いをしに体育館に来ています。



ライブ会場に近いような舞台作りでキラキラと華やかです!!





「誰でも参加出来んで!」


「えええぇぇえ!!?それじゃミスターミスコンにならないんじゃっ……」



「ばーか話聞いてたのかよ、別に推薦じゃねぇだけだろ」


「日向くん頭叩くことないです!!里保は痛かったですよ」



「まだ火付けられないだけましやで?うちなんか毎日のように火付けられたわぁ…」


蜜柑ちゃんは遠い昔を思い出すかのように東の空を虚しそうに見ました。






「って話それたな、でな特力のミスターミスコンはな!!」





蜜柑ちゃんが言うには、

誰でもその場で参加出来る
一般参加型で審査内容は容姿・性格・アリスの3つである。


アリスについてはステージ上で特力の生徒のよく分からないアリスを打ち負かす軽い勝負みたいなものをするらしい、です!



ああ…説明は苦手です。
って、あれ、誰に!?






「やっぱ容姿も大切なんですねぇ…里保は蜜柑ちゃんなら絶対大丈夫だと思います!!」



「いやいや、うちなんて無理やって!うちは里保ちゃんに出場して欲しいわ!!」



「里保ですか?里保は見ての通りミスになれるような顔立ちは「体型がな」……はう…?」



「お前は顔以前にそのちんちくりんな体型じゃ無理だな」



「ひゅ、日向くん!最悪です!里保はこう見えても立派なレディです!!」




むにっ




「ふぇ……むに?」




「この胸でそれ言うか?幼児体型にも程があるだろ」



なななななななな!?
あっ…里保の…む、胸をもも揉んっ……て言うか幼児体型!!?




「棗あんたなにセクハラしんてん「酷いですっ!!」ちょ」




「里保初めてだったんですよ?」


「え、そこなん?」



「俺は事実言ったまでだろ」




「許せません!こうなったらお兄ちゃんに教わった男の人の弱点を!!」


「らめええええぇぇ!!!里保ちゃんそれはあかんって」





蜜柑ちゃんの言葉を無視して特に必勝法も考えず日向くんの方に走り出す。



くらえ!里保の胸の恨み!!





ひょいっ





「あうう避けられたぁ!?」



里保はそのまま床と挨拶を交わしました。




「弱点とか下ネタ言うな!いいか、あれは真剣に痛ぇんだ!!」



「それでも里保の胸の痛みは消えませんよ!!それに里保は普通ですよ普通、並大抵はある筈です」



「それを言うなら身長の割にはの方が説得力わくな」


「最悪です!」




「まぁまぁ2人供、取り敢えず出場したらええやん!な?」




なんて蜜柑ちゃんが言うので、
里保と日向くんの参加は事前に決定となったみたいです。



うう……里保は…
里保はお嫁に行けますかね?








(里保にばっか意地悪しないでください!)
(お前のせいだろ)
(何かしました……?)
(はぁ……)




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