ロンリーガール | ナノ

03答えはノーだよ



こんにちは、里保です!


昨日怒られるくらい日向くんに
お友達紹介をせがんだら
今日は会わせてくれるそうです。



場所はいつもの木の下です!



「言っとくけど、お前と似て能天気な奴なだけで友達とかじゃねぇからな…」


ふいっとそっぽを向いてしまった。


それにしても…まだ来ないんですかね…?
里保は楽しみで楽しみで顔のにやげさっきから止まりません!!!





「あっ!棗おったおった!!」


ふぇ…関西弁だ!!
関西弁だよね?違うかな…


声がした方を向くとツインテールの女の子が走ってきました。




「この子が棗の言うてた子?めっちゃ可愛いやん!!うち、佐倉蜜柑って言います!よろしゅうな?」



「里保は小倉里保です!あの…里保とお友達になって下さい!!」


「勿論や!」


蜜柑ちゃんは即答してくれました!
わわわわわ嬉しいよぉ……。


そしたら蜜柑ちゃんは一緒に連れてきた方々を紹介し始めてくれました。


「こっちがうちの大親友の蛍や!んで、流架ぴょんに委員長にパーマと心読み君!」

「ちょっと佐倉さん、パーマって紹介なんなのよそれ!!」


「だってパーマはパーマやーん…あー!!向こうに居るんは美奈姫ちゃんやん!おーい!!」



蜜柑ちゃんは必死に手を振ってその人を呼び止めてくれた。


「……なんなの?」



めんどくさそうに腕を組む。
少しきつい目付きは正直言うと怖いです。


でも!里保は負けません!!





「あのっ…里保と、里保とお友達に!!」


「断る」


「え……っと…」


彼女はそう一言吐き捨てさっさと居なくなってしまいました。



……睨まれてしまいました。
ちょっぴり残念です…





「あの、僕は飛田裕だよ。彼女は木乃口美奈姫ちゃんって言うんだけど初対面の人にはみんなああだから気にしないで…?」




飛田くんはすかさずフォローを入れてはいますが、あまんり意味がない気がします……。


でも、今日は沢山のお友達が出来ました!!!





「なぁなぁ!里保ちゃん今から暇なん?」

「あ、はいすっごい暇です!」


「せやったらアリス祭の準備しに特力来いひん?あ、棗も来る?」


「行かねぇ…」




「行ってもいいんですか!?」

「勿論やって!うち里保ちゃんのこと翼先輩たちに教えたいし!!」




こうして、里保は特力系のところに行くことになりました!


あ、勿論、日向くんも半分無理やり連れて行きます。





なんだか少しの時間なのに凄く疲れちゃいました…。


もっと、もっと、楽しみたいです。




木乃口さんともお友達になれる日を目指して頑張ります!






(疲れてんのかお前…)
(日向くん!いえ眠いだけです)

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