「はーあ。進路どうしよっかなあ。わたし自分の人生設計とか全然決まってないんだけど。働きたくないし何がしたいのかも分からないし夢も無いしでも親から離れたいし親に恩返しもしたいしお金は欲しいし三階建ての一軒家に住みたいし子供は女の子と男の子が一人ずつ欲しくておっきい犬と白い猫が飼いたいっ。」

「何の話だよ。脱線してんぞ。」

「ねー三井は将来どうすんの?やっぱバスケ?」

「たりめーだろ。俺はまあとりあえずプロになるわな。」

「でもプロっていろいろ大変なんでしょう。三井根性ないのにやっていけんの。」

「俺をなんだと思ってんだよ。俺はやる時はやる男だ。」

「自信過剰ー。ナルシストー。」

「やかましい。」

「まあ何にしろさ、夢あるっていいよね。三井はやりたいことバスケだけだしさ。…今もずっとバスケに夢中だしね。」

「バスケ以外やることねえもん。」

「こないだまでバスケのこと忘れて恥ずかしい髪型してたくせによく言うよ。」

「べっ、つに恥ずかしくねぇだろ!つーか髪型関係ねーし。…それにかっこよかっただろーが。」

「わたしは全然今の三井の方が100倍かっこましだと思うけど。」

「…かっこいいって言った?」

「え?言ってないどうした?耳イカレタ?」

「いや今かっこいいって言いかけて。」

「いやいや何言うとるし。ましって言ったし。」

「あー、まあいいけどさあ。で、お前はどーすんのよ。」

「だから全然分かんないんだって、決まって無いし。三井考えて。」

「俺かよ?じゃーおんなのこケーキとか好きなんだからケーキ屋とかなれば。」

「発想が小学二年生の女子だよ。その考えは誰もが小二で通る道なんだよ。」

「知るか。」

「三井プロになったらわたしたち別れる?」

「え!?」

「遠距離でしょう。」

「え…多分、遠距離になるけど…。えっ?お前まじ?」

「いやこっち。聞いてんのコッチ。」

「あっ、いや。別れないよ。」

「あ、そう。分かった。」

「うん。」

「じゃあ…わたしたち遠距離になるけどさ。三井別れないの選んだからには浮気すんじゃねーぞ。」

「しねーよ、お前もすんなよ。」

「しねーーよっ。三井浮気したらころすから。」

「お前の場合マジでやりそうだからコエーよ。」

「フッフッフやってやるよわたしは!………冗談だよ。」

「分かってるよ。」

「わたし重い女になりたくないから、遠距離やんなったら言ってね。ふつーに別れるし。」

「んなこと言うな。」

「後々三井はこの言葉に救われると思うよ。あんた寂しがりだもん。」

「…ちげーよ。」

「いーえ。寂しがりで構ってちゃんだよね。で、人肌恋しくなってすぐに浮気しちゃうタイプだよ。」

「しねえって。俺どんだけ信用ねんだよ。」

「…信用ないわけじゃないよ、別に悪いことじゃないと思うし。第一わたしがそれなんだわ。わたし三井思い出してすぐ人肌恋しくなって一瞬で浮気すると思うな。」

「………。」

「………泣いた?」

「さっき浮気したら殺すとか言っといて。…あと泣いてねえ。」

「三井すき。」

「あのさあ。」

「なに?」

「進路決まってねんだったら俺についてくればいいじゃん。そんでずっと俺と一緒に住めば。」

「え、それ本気?」

「うん、普通に本気だけど。」

「同棲するってこと?」

「そう言うことだな。」

「あ、そう。うん、じゃあそうする。そうしよう!」

「おし。進路決まったじゃん。」

「え、いいの?こんな緩い進路。てか結局大学とかそのへんの重要なとこ決まってないし。」

「目の前のことだけ見てちゃいけねーよ。大学より先のこと決まったんだからいいだろ。」

「え?なにさ。」

「結婚。」

「ああ、やったあ。」






なによりステキさ


「まだプロ行く事決まった訳でもねえのに随分話膨らんだな。」



0123 スランプう
折原のリメイク







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