「ねー泉明日何すんの?」 「は?」 「明日野球部休みなんでしょ?」 「あー…、まあそうだけど。何で知ってんだよ。」 「や、何でって。普通に篠岡でしょ。」 「ああ、そー言う事か。」 (野球部に彼氏でもいんのかと思った。) 「うん。でさあ、明日暇?」 「まー特に用事はねーけど。強いて言えば寝る。」 「えー?寝る?何時まで。」 「夕方。」 「十時までにしてさ、ちょっと午後から付き合ってよ。」 「ハァー?何がだよ。」 「明日買い物行きたいなーと思いまして。」 (は?何だそりゃ。) 「ダリー。つーか何で俺だよ。」 「だって泉以外こんなこと頼める人いないもん。」 「……友達すくねーのな。」 「うるさいなあ。で?大丈夫?明日!」 「……昼飯奢り。」 「おっけ!」 「…じゃーいいよ。別に。」 「やったぁ!ありがとう泉!」 「ヘイヘイ。」 「泉なら良郎くんの好きそうなもの知ってると思って。…バイト代入ったから…なんかプレゼントしたくて。」 「…ああ。」 (そう言う事か。浜田とこいつ、妙に仲良いと思ったら。) 「め、迷惑かな。記念日でもないのにプレゼントとか、重い…かなあ?」 「…いや、いんじゃねぇの?俺だったら嬉しいよ。」 「良かった。…じゃあ、また明日ね!」 「ああ。」 (なんか、ああ、もう!) 0124 |