二口くんとちくび
セックスで一番好きなのが女の子のおっぱいを愛撫してるとき。可愛い髪の毛を撫でてあげたり、ふっくらしたくちびるに触れてちゅっと吸い上げたりするのも、がつがつ腰振って射精にこぎつける乱暴な動作も嫌いじゃないけど。気持ちはいいわけだし。好きだよ。でも一番は、好きなのは、時間をかけるのはおっぱいを触ってる時間。とろっとした怪しい、ねちっこい独特の雰囲気と焦らされて居心地悪そうに擦り寄ってくる女の子が、なかなかに嫌いじゃない。好きだ。でも特別に巨乳が好きだとかコンプレックスがあるわけじゃない。小さければ小さいなりに可愛いし、大きければ大きいなりに楽しめるし、普通なら普通で構わない。

おっぱいに吸い付いて舐めあげて、ぬめるよだれごとちくびを吸い上げる。ぷるっと効果音が聞こえそうなくらいコミカルに弾むおっぱいは、俺のよだれの所為でぬるりとてかっててなんともいやらしい。でも、そういう、目を喜ばせるところが好きなんじゃなくって、俺が特別好きなのはちょっと弾力のあるちくびだ。前歯で優しく噛み付いて、その硬さを確かめる。舌先でなでて無い味を感じる。ちゅぶっと吸い上げて、もう一度しゃぶりついて、おっぱいごとできるだけ口の中に含んで、ちゅばっちゅばっと下品な音がするのも構わずに。舌全部で味の無いちくびをこねくり回す。頭の角度を変えて、デコを女の子の鎖骨にぐりぐり押し付けて、ぴんっと勃ったちくびを奥歯で噛んだり歯茎に押し付けたり舌の裏に潜り込ませたりしてる間に、女の子はどんどんとろとろになっていく。同時進行でパンツの中も構ったりするんだけど、あんまりそっちには集中できなくて、積極的な子なんかは自分でリードしてきたりするのが鬱陶しい。こっちのペースにあわせてもらわないと面白くない。ってか、迷惑だ。そういうこの存在意義って俺の中ではちくびにしか無い。

舐め擦る所為でぷっくり真っ赤に腫れあがったちくびの根元を前歯で挟んで、ぐいっと引っ張る。むにっと苦しそうに伸びるおっぱいってなんだか可愛い。どんなに不細工な女の子でもおっぱいだけはみんな平等に大体可愛いから、せめてもの救いだよなーって思う。引っ張って、奥歯に挟んでぎりぎりかみ締めたり、舌で転がして…あー好きだなーこの感じ。柔らかくって、でもちゃんと噛み応えがあって、簡単に千切れたり砕けたりしちゃわないでギリギリまで抵抗してくる弾力感…グミに似てるんだよなー、きっと…味しないけど…。噛み付いて、ぐちゃぐちゃに噛み千切って飲み込みたい。夢中になってるとたまに本当に本気で噛んじゃって血が滲んでくる事がある。だいたい女の子は痛がって怒って甘い雰囲気台無しで帰っちゃったり、酷い時は喧嘩になって頬をはたかれた事もあった。でも1回だけドエムの変態がいて、その子はよだれたらして「わたしのちくび食べていいよ」とか言ってきて、別にそれが目的ではなく自然と無自覚にそっちの方向にいっちゃうだけの俺はドン引きでちんこが萎えた。ああいう子は、怒って叩いてくる子よりも怖いと思った。

血が滲んで、それこそ髪を引っ張って頬を叩いてフェイスブックかなんかに愚痴をぶちまけたくなる程に痛いはずなのに、夢中になって擦り切れたちくびにむしゃぶりつく俺を「赤ちゃんみたい」だなんて笑って、本当は泣いてたくせに笑って、頭を撫でてくれたおなまえ。運命の相手とか赤い糸とか胡散臭いことは好きじゃないけど、すくなからず相性ってのは存在してて、今のところ俺にぴったりなのはおなまえであって、なんとなく、おなまえにとっても俺がそうだといいなーとか思ったりする。だってそうじゃないとフェアじゃない。俺ばっかりがおなまえに依存してるなんて耐えられないし、それってムカつく。アホなエロ漫画みたいだけど、いつかおなまえが俺無しじゃいられなくなる位に調教する方法なんてのがあるんなら試したい。試して、必ずそのわざを習得して実現させたい。

「堅治くんが吸うから痒くなるんだよ」

笑って優しく俺の頭をぶってくるおなまえを、適当に否しながら後ろから捕まえて、服を脱がして、本当に俺がしつこくしゃぶる所為でかぶれてカサついたかわいそうでかわいいちくびにオロナインを塗ってる時に、なんとなく、ちょっとだけ、運命とか赤い糸とか信じてみたくなるなんて…俺って可愛いなー

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