爆発したヒロインと男鹿
※セリフが多いです。あとなんかちょっとホモを匂わせる(ヒロインの)発言がありますが、みんなノーマルです。唯一ヒロインさんが変態です。あと、昔のメモ書き話なんで、ネタが古いです。アニメのナースの回参照。





「男鹿くん!ちょっと訊きたい事があるんだけど!!」


まるで怒り狂ったサイの如く、鼻息を荒げながら屋上に飛び出してきた彼女。みょうじちゃん。

「なんだよ、騒がしいなァ」
「だッ!」

可愛い小ぶりなピンクのお弁当箱を抱えたみょうじちゃんは、飯を食べてる俺と男鹿、ベル坊にずんずんと歩み寄ってくる。

体を絶妙な角度にくねらせて、俺と男鹿の間に空いていたスペースにむりむりっとお尻を沈める。おわっ、太ももが当たる…!!

短いスカートから覗いた足に気を取られていると、みょうじちゃんはまるで俺を威嚇するように、ふんっと鼻を鳴らした。

足を見ていたことを弁解しようとしたけど、それよりも先にみょうじちゃんは隣でベル坊にミルクをやってる男鹿に食い掛かっていた。

「男鹿くん!古市くんとお医者さんごっこしたって本当?!」
「ッ?!ぶっふぉッ!!」
「はァ?なんだそれ?」

みょうじちゃんの口から出た言葉に衝撃を受けて、俺が口にしてた卵焼きが宙に舞った。な、なんだそれ?!お、おいしゃさんごっこ?!なんていやらしい響きなんだ…!!いやいやいや!!でもなんで俺と男鹿なんだよッ?!おかしいだろその組み合わせッ!!

「みんな言ってるよ?!男鹿くんと古市くんがおそろいのナース服着て…一日中保健室に閉じこもって遊んでたって…!!」

可愛い目に、たっぷりの涙をためて顔を真っ赤にして訴えるみょうじちゃん。…か、可愛い…!!

っていうか、それ!!お医者さんごっこじゃないッ!!ベル坊の魔界のおもちゃの事件じゃん…!!なに?!あれそんな変な噂になって流れてんの?!

「あァ、それか…いいかみょうじ。よく聞け、そりゃ誤解だ」
「いやだ!!良く聞いてやんない!!ずるいよッ!!2人だけでそんな楽しそうな遊びッ…!!私も男鹿くんとお医者さんごっこしたい…!!」
「え、ちょっと待って!!みょうじちゃん!!俺と男鹿は何もしてないからね?!あれは本当にベル坊の…」
「だってだってェ!!お医者さんごっこってアレじゃん!!看護婦さんってああ言うことじゃん?!『あら、こんなにも腫れちゃって…消毒しなくちゃ…ね?』っていやらしく迫って、男鹿くんの腫れちゃったあれをちゅっちゅぺろぺろでしょ?!『触診するから裸になって、台に寝転んで…これは立派な医療行為だよ』って男鹿くんのいろいろとエッチな所をいじくりまくったり『これは大変だ。注射しなくちゃね、お薬も出しますから…残さず飲むんですよ?』ずっちゅずちゅぐちゃぐちゃぬぷっああああああ!!!でしょ?!」
「お前、医者をなんだと思ってんだよ…」
「ごっこだもん!!」
「いやいや!!そんな事一切無いからッ!っていうか俺と男鹿っておかしいでしょ?!むしろ俺はみょうじちゃんとそのお医者さんごっこしたいしッ!!」
「あああ!!男鹿くん!!男鹿くんはどっち?!ちゅっちゅぺろぺろしたの?!されたの?!私ぜひとも男鹿くんの腫れちゃったのちゅっちゅぺろぺろしたい!!いや、むしろされたい!!」
「してもされてもねーし、される気もねぇよッ!!」
「えッえッ?!みょうじちゃんのをちゅっちゅぺろぺろするってどういうこと?!なぁおい!!どういうことだよ男鹿ッ?!説明しろよッ!!」
「うっせぇんだよ古市ッ!!」
「私、男鹿くんが望むならなんだってするのに…!!ノーパンナースにだってなれるのに…!!」
「勝手にやってろッ!!」
「ノ、ノーパンナース?!おい男鹿ッ!!てめぇ羨まし過ぎるんだよッ!!1週間くらい俺と入れ替われッ!!」
「そうだよッ!!私も古市くんと交代で男鹿くんとお医者さんごっこしたいッ!!」
「いや、みょうじちゃん!俺は男鹿じゃなくてみょうじちゃんとお医者さんごっこを…!!」
「ナースなら衛生的なこと考えて、パンツくらい穿けよ」
「じゃあ穿く!その代わりに男鹿くんがノーパンね?!」
「どうしてそうなるんだよッ!!」
「じゃあじゃあ!みょうじちゃんが最初に穿いてたパンツを俺が穿くってのは?!」
「あ、それで男鹿くんが古市くんの穿いてたパンツを穿くんだ!!古市くんあったまいいッ!!」
「なんにも解決してねーよッ!!それじゃあ結局またみょうじがノーパンで振り出しだろッ!!」
「あ、本当だ!!でも、それって…結局、男鹿くん…私にはノーパンで居てほしいって事?」
「どう解釈したらそうなるんだよ?!」
「いいじゃん別に!俺がみょうじちゃんの脱ぎたてのパンツ穿けるってことだし!」
「よくねぇだろ!!なんでお前みょうじのパンツ穿きてぇんだよ!!」
「あッ!!本当だ!!それじゃあ私のパンツ、古市くんのじゃん!!だめだめ!!私、パンツもその中身も男鹿くんに捧げてるんだからッ!!」
「ええッ?!そ、そうだったの?!ってめぇ男鹿ッ!!ヒルダさんやクィーンだけでは飽き足らずぅぅうう?!」
「知らねーよッ!!お前らうっせぇんだよッ!!ベル坊が昼寝できねぇだろ?!」
「ああん!私も男鹿くんの膝枕でお昼寝したーい!」
「うっわッ!!ちょ、やめろよッ!!くすぐってぇ…!!」
「やーん!男鹿くん可愛いー!!」
「放せッ!ばかッ」
「いいじゃんいいじゃん!愛し合うものは皆膝枕しあうものだよ!!」

(…っていうかみょうじちゃんって男鹿と付き合ってんの?)
(告白はされたけど、返事した覚えはねーよ)
(もったいない…ッ!!)

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