あー!!あっついなああ!!なんだこれ?!地球温暖化っ!!あっつー!!こりゃあ溶けちゃうぞ私っ!!って思ってたらお母さんがかき氷しようかってすっごい昔のキャラクターかき氷機を取り出してきてくれた!!わあ!!懐かしい!!月に代わって氷を削るんだね?!わああい!!かき氷大好きなんだ私っ!!さああ削るぞう!!って思ってたらケータイがなった。ん?だれだろう?

「もしもし?」
『あ、俺だけど』
「あー!藤くん?おはよう!!どうしたの?」
『いま、学校の保健室で明日葉とか鏑木たちと菓子囲んでしゃべってんだけど、みょうじも来いよ』
「えー?!いいなあ!!行きたい行きたい!!行くっ!!」
『ん、じゃあ待ってるから』
「うん!!あっ!!すごいいいもの持ってくから楽しみにしてて!!」
『?おう』

ぽちんって電話を切る。うふふふふ!!かき氷機もってって、かき氷作ってあげたら藤くんやシンヤちゃん喜ぶだろうなあ!!わぁあ!!みょうじさん、とっても気がきくねっ!!って!!えへ、えっへへへへ!!ようし!!機械持ってって、途中で氷とシロップ買ってみんなにかき氷を振舞ってあげよう!!私ってすげぇ空気読める子だっ!!

「あ!安田くん!!」

シロップと氷買おうと思ってコンビニに入ったら安田くんが居た!!

「お、みょうじ…、なにその荷物?」
「おおう!!良くぞきいてくれたね安田くん!!これはねぇふっふっふ」
「なにみょうじ、暑さにやられた?」
「そんな事無いよ!!むしろ夏が私の手中にある感じだよもはや!!」
「なんか今日お前怖いよ…」
「安田くんの方が怖いよ。なんで普通にえっちな雑誌立ち読みしてるの?」
「え、別にいいじゃん…で、それなに?…ばくだん?」
「ちがうよ!!あ!!じゃあ安田くんも学校行こうよ一緒に!!」
「なんで?今日休みじゃん」
「今から学校でかき氷パーティーするんだよ!!すげくねぇ?!」
「ふうん…かき氷…か。いいじゃん!!俺も行くっ!!」
「やったあ!!じゃあ一緒に行こう!!」
「あ、ちょっと待って…!!」
「ん?」

安田くんは難しい顔で私のことをじぃっと見てあごに手を当てて考える人みたいになった。ど、どうしたっていうんだ安田くん!!

「おれ、ちょっと買い物してから行くわ!!みょうじ先行ってて!!」「え、ああ…うん。」

安田くんはそれこそまさに風のように!!コンビニから出てってすごい勢いで自転車をこいでどっかに行っちゃった…あーあ…せっかく一緒に行こうと思ったのに…残念。安田くんのばーか!!おやのこころこしらず!!コンビニに売ってないものなのかな?…あ、抹茶売ってる!!缶詰のあんこも買ってって宇治金時作ろう!!わああ…美味しそうだ…!!

私はたくさんの氷とコンビニにあるだけのシロップ(けっこういろんな種類あった!!)をたんまり購入して、急いで学校へ向かった。あ!うつわ無いや!!まあ…ハデス先生がどうにかしてくれるだろう!!
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -