海常マネさんと小堀先輩


海常マネさんと小堀先輩


好き、愛してるを使わずに気持ちを伝えてみてください」

素直に照れて「えーっと」間延びした声を漏らす先輩の、ハの字に垂れた眉毛がなんだか可愛くって好きだ。お茶を濁すような微笑もぬるま湯みたいで心地いい。大きな手に生えた長い人差し指で照れ隠しにほっぺたを掻く仕草を見守ってると、何かひらめいたらしい。うん、って1人で頷いて、それでもやっぱり恥ずかしそうに、でもでもさっきよりももっとずっとしっかり微笑んで、私の手を握った。手が大きくてあたたかい


「"浩志くん"って」
「へ?」
「みょうじに呼んでもらえたらさ」
「あ、わ…せ、先輩…ちょ、近い」
「すっごく幸せになれるんだろうな、俺は」




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