俺は変態なのか?変態が俺なのか…
一矢纏わぬ姿、赤ん坊と同じ格好になったみょうじを世の中の全てのものから守るように、隠すように覆いかぶさって、その上から蓋をするように自分の背中にシーツをかぶった。素肌にこすれるシーツよりも、くちづけたみょうじの髪のほうが軽くさらりとしていた。まだ何もしていないのに、みょうじは羞恥に肌を赤らめ、瞳をぬらす。俺はそんなみょうじが可愛くて仕方が無くて、押さえられない激情を唇に乗せてみょうじのそれを奪った。

むちゅッく、ぱっ、ぢゅぢゅぅぬるッ

垂れるよだれを何度も吸って、おかしな音がシーツの中で響く。それだけでも身体を熱くしているみょうじの乳房に手を伸ばし、鷲掴むようにして力を入れてこねくり回すとみょうじは、びくりと身体をのけぞらせた。待っていました、とでも言わんばかりの反応。指先で、爪に引っ掛けるように、くすぐるように真っ赤になったはしたない乳首をいじくってやれば、甘い声が漏れる。俺の指の動きに合わせて、ひくり、ぴくりと反応するからだが愛おしくて、自身のものにも熱がこもってくる。

「あッんん、はぅァんッ!あ、あっあっいいッぅあんんッ」

蕩けてしまいそうな嬌声に導かれるように、俺の手はみょうじの足の間の核心へと進む。汗ばんだそこは、汗よりもずっと粘着質ないやらしい液体がこぼれ始めていて、俺はそのいやらしい液体を指先で絡めとる様に、みょうじの裂け目に擦り付けるように、わざと音を立てて弄繰り回す。

ぬちゅっぽ、ずるッちゅぷ、にちゃッくちゅ…

「ふぁ、あっんぅ…やァんあっ」
「こんなにとけちゃって、気持ちいい?」
「やっ、そこゃんっ!みつッみつぅ…」

そこだけじゃ足りない。もっと奥に来てくれ。欲情を燃やしたみょうじの瞳が、俺を捕らえる。裂け目に沿うように指を動かしていると、辛抱溜まらんとでも言うようにみょうじの中が蠢いて俺の指を飲み込もうとしている。蜜をまとったそこはてらてらと怪しく淫靡に俺を誘う。誘われるがままに指を伸ばす。みょうじが喜びの声を上げた。

「ぁああッん!」
「すげぇ、みょうじの中、あつい」

指を動かすと、まるで中で何かが生きているように俺の指を拒絶するように、でも歓迎するように絶妙な動きをする。くちゅくちゅぬぷぬぷとおかしな音を立てながら、みょうじの嬌声に耳をすまし、指の数を増やしていく。ずるずると滑るまでに、蜜が溢れかえってくる。

「な、もう…」
「うん、うん…みつ、来てぇ」

ぽろぽろ涙を零しながら、自分の股に手を伸ばし、中を俺に見せ付けるような格好でみょうじがおねだりをしてくる。俺は痛いくらいに怒張しきったそれを、みょうじのそこにあてがう。それだけなのに、みょうじは夢見心地にひぅっと変な息の飲み方をした。

とどまる事のないみょうじの蜜と、俺からこぼれる先走りがずっべずべになって、汗も涙もよだれも何もかもわかんなくなった二人の体の間でただ結合部だけが壊れたおもちゃのように激しく活動を続けていた。俺の律動に合わせて震えるみょうじの声が、不自然な方向に揺り動かされる乳首がかわいそうで、可愛くて、俺の気持ちを盛り上げた。

ぐじゃぬぷッぢゅぶっぬるり、ぐぢゅぐぢゃぶぶひちゃぷつッずり

はっはっは…浅くてはやい呼吸がふたつ重なって、俺もみょうじも絶頂に向かおうとしていた。腰が痺れる。みょうじの中が、俺自身を飲み込もうとヒダをうねらせて引っ張る。射精感が高まって、頭がぼうっとしてくる。

「みつッみつっ…あ、わた、し…もッああん!だめェッイっちゃ」
「辛い?イっていいよ」

俺は律動を緩めてみょうじにキスをする。するとみょうじは切なそうな顔をして俺の顔を両手で挟んで自分から濃厚なキスを返してきた。

「やッ、貢広と一緒にイきたい…!!」

そんな可愛い事突然いい出すんだから、俺はびっくりして呆気にとられてしまった。でもその後を追っかけてくるように、興奮も高まる。

「そんな可愛い事言われたら、我慢できねぇよ?」
「うん、貢広ッ私の事ッ好きにしてぇ」

再開した律動。俺を飲み込んだままのみょうじがびくりと、今まで出一番大きく痙攣を起こした。と同時に吸い込まれるような感覚がおれ自身を襲う。優しく握られるような、でももっと強烈な、体中の神経を刺激されるような快感に溢れるものを感じた。

どくどくッびゅるるる…!!

「あッん…みつの、せーえきが…いっぱい、うれs











6

「貢広」
「…はい」

カタカタカ、タタ…キータッチの音が途切れる。パソコンに向かっていた俺の肩に、添えられた見知った手。精液なんて出ないが、冷や汗なら滝を浴びたように流れた。

「何してんの?」
「し、執筆活動…?」
「人の名前遣って性質悪ぃオナニーしてんじゃねぇよクソビッチがァア!!!!!!!」



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