スプリング・ハズ・カム
※この短編は週間少年ジャンプ24号のネタバレです。もしまだ読んでないよ!っていう方は是非原作様をお読みになてからこちらをお楽しみになてください!安田ッ!!お前はおいしすぎるよ!!大好きだ!!

はぁっはぁ!!なんだ?!なんか今日みんなおかしいよッ!!今日は朝から近所のわんちゃんにほえられたり、道でこけそうになったりして気分落ち込んでたから学校に行ったらみんなとおしゃべりして楽しくなろう!って思ってたのに…!!なのに!!なんか、へん!!みんな服脱いで踊りまわってる!!なに?!なんかの儀式?!こわッ…こわい!!しかもなんか私見たとたん女の子達が私の服まで脱がせようとしてくる…!!なに、なんで?!や、やめて!!今日のブラジャーちょっと派手なやつだから絶対に見られたくないのに…!!後ろからスカートめくられながら(絶対パンツ見えてる…!!)一生懸命逃げ回る。どこ走ってもついてくるしみんな目が恐い…!!もうやだ恐い!!保健室行ってみたけどハデス先生居ないし…!!うぅ…恐いよぅ…安田くん助けて…。涙でそうになるのをこらえて保健室からこっそりでる。保健室にいたってしょうがないもんね。とりあえず…安田くんとハデス先生を探そう!もしかしたら安田くんも恐い目にあってるかも知れない…!!そんなのだめ!!私が安田くんの事助けてあげなきゃッ!!そ、それに…!!もし、安田くんが誰かに…その、お、お洋服…脱がされてるなら…!!私は、ちょっと…彼女として、他の女の子に安田くんの…は…はだかんぼなの見られるの…うれしく、ない!!もん!!安田くんまってて!!私が助けに行ってあげるから…!!いくらあったかいっていってもはだかんぼじゃあ風邪ひいちゃうよ…!!

そのころの安田くん
「ごめんください!!!」
「なんだNOT裸女子か…」
「しかし…女子が俺を見て逃げ惑う姿というのも悪くないな…」


はッ…はぁ!!だ、だめだ…!まだ追いかけてくる…!!どうしよう…!!安田くん助けるどころか、自分のほうが危ない気がしてきた…!!みんな、なんだ?!あの体力…!!ど、どうしよう…制服だと走ってる間にスカート引っ張られちゃって大変だよね…っていうかさっき実際スカート引っ張られて、ホックの部分が飛んでっちゃった…これじゃ走れない…。…あ、そうか!更衣室に行って、体操服に着替えてこようっ!!そうすれば走りやすいし、もし、も…服脱がされても…更衣室なら…大丈夫だし…ようし!更衣室に行こう!ここからなら近いし、私かしこいぞ!!

「なんでみんな急に服脱ぎだしたんだろう…」

更衣室の自分のロッカーの前で体操服に着替える。ジャージは持って帰っちゃったからハーフパンツと体操服だけ。ぷちんぷちんって制服のボタンをはずしながら今日のみんなのおかしさについて1人会議を開いてると窓の外で男の子達が踊ってるのが見えた。…すごく楽しそうにしてるけど…なんでわざわざ裸じゃないといけないんだろう…。あったかいから?…おなか出してる男の子達の中にはすごい腹筋が割れてたり、鎖骨がきれいだったり、背中が引き締まってて大人の人みたいな子がいた。…すごいなあ…安田くんも体つきすごく男の人で、あんまりスポーツしてないのに力持ちで、すごく色っぽいときとかあって…っは!!私のすけべ!!なんてこと考えてるんだ!!えろ!変態!!安田くんのえっちなこと考えるなんて最低だっ!!ばかばか!!頭をぽかぽか叩きながらロッカーの鏡を見るとシャツのボタンが全部外れて、ブラジャーがちょっと見えてる私が映った。…なんか、どきどきしてきた…。わ、わたしも…ぬいじゃおうかな…スカートはもともとホックが壊れちゃた所為で床に落ちちゃってる。靴下は黒のニーソでシャツの裾からパンツが覗いてる…なんか…ちょっと…、誰も来ないよね?…シャツ、脱いじゃおう…いや!体操服きるけどね?!ちゃんときるよ?!シャツが肩をすべってぱさっと床に落ちた。

「ごめんください!!」
「…っや!やすだくっ…!!」
「裸女子ッ!!ってか ッ!!」

ばーんって更衣室のドアを開けて、安田くん(ああああああ!!はだかんぼ!!)が飛び込んできた!!安田くんはその場で変な構えで止まって動かなくなっちゃって、どうしたんだろうって思ってやすだくん?って声を掛けたら、みんなと同じ恐い目でつぅって涙を流した…!!どうしたの安田くん?!どっか痛いの?!私がビックリして安田くんのほうに行こうとしたら

「 ー!!」

安田くんがすごいジャンプして私に抱きついてきた…!!ちょッ!!やッ!!安田くん!!だめはずかしい!!私下着だし、安田くんは、はだかんぼ(ズボンははいてるけどベルトが外れてる…!!)…なんだから!!安田くんが抱きついてきた勢いに負けて床にばたんって倒れちゃって、しかも安田くんが放してくれないから起き上がれない…!!バランス崩した所為で足開いちゃってるし、その間に安田くんいるし、ぎゅうぎゅう苦しいくらい抱きしめてくるし、安田くんがあったかいのが私の肌(わああ!!)に直接つたわってくる…!!はぁはぁいってるのが肌とか髪にかかる…!!はずかしい!くるしい!!重いよ安田くん!!

「あ!こんな所に…!!」
「あ!ハデスせんせ…きゃああああ!!」
「あぁ!!ご、ごめんね さん」
「いえ、ごめんなさッ…!!あ、安田くん!!」

開けっ放しになってたドアからハデス先生が入ってくると、安田くんはちって舌打ちしてから、私のおでこにちゅってキスしてそのまま窓から出てっちゃった…1階でよかった…。ハデス先生は手で目隠しして更衣室を横切ってそのまま安田くんを追っていっちゃった。私はどきどきする心臓を抑えて、抑えて、抑えて…とりあえず体操服を着て恐る恐る更衣室から出てみた。ら、なんかみんな普通にもどってた…先生のおかげかな?っていうか…安田くん…ちゅってしてくれた時…なんか、いつもみたいな顔してた…よね。裸で踊ってたみんな見たいに恐い目してなかったし、ちょっと笑った気がする…うぅ…かっこよくて困る…。でも、恥ずかしすぎて頭おかしくなりそうだったよぉ…

「なんか最近いろんな女子が俺見てこそこそしてんだよな」
「えッ?!や、やすだくん…!!やだ、他の女の子のとこ行っちゃやだよ!!」
「ははは、 がまたあの下着見せてくれたら行かないよ」
「い…いじわる!!安田くんのばか!えろ!もうしらない!!」
「え、あ!おい冗談だって!!」

「安田くん…ハート強すぎるよ…!!」
「なんか今回の病魔ってあの2人がいちゃつくための設定だったのか?」
「いや!俺の美しい肉体を披露して、俺のすばらしさをアピールするためだな!」
「うん、みっちゃんの素晴しささがやっとみんなに伝わったいい回だったと思うよ。安田はウザいけど」

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -