09
え…?これ…なにが起きたの?!俺何したの?!なんで?!どうして…!!いや、いや…!!嬉しいんだけどさッ!!すげぇ嬉しいんだけど…何が起きたの?!自分が何やったのか全く覚えてないんだけど…!!!…なんで が俺の膝枕で寝てんの…?!なんかの罰ゲーム?!我慢大会的な…?!

煩悩少年

えっと…とりあえず落ち着こう…なッ!!な、俺ッ!!ふぅ!!えっと、今朝はハデス先生が…えっと…うん、あんま思い出したくないけど…病魔をどうにかしてもらったんだよなッ!!それで…そっから…ううん…あんましっかり覚えてねぇんだよな…ってか、 可愛いなぁあ!!なんかちっちゃい子みたいに両腕胸の前で重ねて膝まげてからだちっちゃくしてすぅすぅ寝てる…!!寝息にあわせて上下するわき腹がなんか生々しくて…!!ちょっと…!!あれだ!!だめだ!!おーい!! ー!! さーん!!起きて欲しいッ!!…けど、やっぱそのまま寝てて欲しいッ!!だってめちゃめちゃ可愛いんだッ!!しかも膝があったかい!!し、ちょっと…いいところに頭があたってる…!!いやいや!!だめだよなッ!!本当はだめだよ?!そんなの知ってるッ!!けどよぉ!!そんなのって…!!こんなおいしいアングル俺この先お目にかかれるのか?!そりゃあ…もちろん、 とそういう関係になって…ふぇ、ふぇら…してくれるって…なったら…ってだめだめだめぇえ!!そういうこと考えてるとたっちゃうッ!! の可愛い頭の下でそんな生々しいものあれしちゃいかんッ!!落ち着けッ!!ふぅい〜!!ほぉおお!!っで!俺はなんでこんな事になってんだ?!顔からぽたぽた汗がたれてきそうなほど興奮してるけど、それ以上に混乱してる…!!そういえば の隣って深田じゃねぇの?!俺は出来るだけ膝に頭乗せてる に振動が伝わらないようにゆっくり周りを見渡すと通路挟んだ隣で寝てる藤の隣に座ってる深田と目が合った。…なんでお前そこ座ってんの?!

「おい!深田ッ!!」
「あ、安田。戻ったんだ」
「はぁ?戻ったって何が?!ってかこれ!!なんだよ?!」
「それは よ。」

深田に説明してもらったら…なんか、俺…規則マニア?ってか道徳と秩序を人間にしたような…とにかくみんながうざがるようなキャラになってたらしい…え?覚えてねぇ…ハデス先生に俺を元に戻すように頼んだらなんか、俺の煩悩を呼び覚ませば治るんじゃねぇの?ってことでとりあえず の隣の席に移動させたらしい…え、となりの席になっただけで煩悩目覚めちゃうほど俺って単純か…?

「でも実際、戻ったわ」
「いや、そうだけどよ…」
「あと、あんたの膝に頭乗ってんのは の寝相の所為よ」
「おいしすぎるだろう…?!」
「よかったわね、 のおかげで煩悩目覚めて元に戻ったんじゃない」

そういいながらばりばりポテトチップスをほおばる深田。…元に戻ったのはいいかもしんねぇけど…!!これから俺どうすればいいんだよッ?! が「んむぅ」って呻りながら寝返りをうとうとして動くと、その…髪の毛がしゅりしゅりこすれて…!!背筋がぐぐっと伸びて、腰の辺りからなんかあまずっぱい痺れがぞくぞくぞくっと走った。…う、こ、これは…あの・・・大変、よくないです…もう、かたくなりはじめて…ます…勘弁してください さん…!!俺はどちらかというとえっちな方の男の子なんです…!!だから目が覚めたときに俺が勃起してたり、前かがみで辛そうにしてても嫌いにならないでください…生理現象なんです。おんなのこでいうせいりみたいなもんなんです。せいりってたしか月1で絶対にあるんだよね?それの頻繁になっちゃったみたいなのなんです…!!どうしようも出来ないんです…!!

『次のサービスエリアでトイレ休憩にします』

かみさまぁあ!!ありがとうッ!!

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