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なんでか知らんが が電話に出ないッ!!なんでだ?!…まさか、気付いてない…って事はないよな?!流石に そこまで馬鹿じゃないよな?!いや、付き合い始めてから、あれ? …もしかして…って思っちゃうこと何度もあったけどさ!!まさか、ケータイに気付かないって、事は…。…だったら、もう俺、走り回るしかねぇじゃん!!うわあああ!! 思わぬディスティニー男 ランド内走り回ってるけど全然 みつからねぇし、ケータイにも出ねぇ!!とりあえず息が続く限り走ってみてるんだけど、これってちょっと、俺馬鹿なんじゃ…。 が行きそうなところ考えて探したほうがいんじゃね?…っつったって!! がどこ行きそうかとか予想ついたらとっくに2人でそこまわって楽しいデートしてたっつうのッ!!ばーかー!!もうほとんどやけくそになって走り回ってたらいつの間にか中央広場に続く道、パレードのちかちかした乗り物?が通ったとこにでた。もうほとんど人がまばらで、 居ないかきょろきょろしながら走る。いねぇ、いねぇ…あ!…ちげぇ、人違いだ…どこ行っちまったんだー?! 「 ッ…どぅわあああ!!」 「いってぇ!!」 なんか蹴った?!ってか踏んだ?!なんだ?!俺は全力で走ってたからそのスピードに見合った衝撃を前のめりになって顔面に食らった。鼻…折れる…。鼻押さえながら起き上がると聞き覚えのある声がした。 「あ、安田じゃん」 「…藤ぃ?」 「なにお前、こんなとこまでアイドル追っかけに来てんの?てかいてぇ…」 「ちげぇよ!!てかお前何してんだよこんなとこで!!俺のほうがいてぇよ!!」 「鏑木と明日葉と、あと先生に連れてこられたんだよ。んで、遊びまわる気はねぇって言ったら、じゃあパレードの場所取りしてろって言われてここで寝てたんだよ。んでお前に蹴飛ばされて起きた。」 「もうパレード通り過ぎてるしッ!!」 「お前、1人?なんか急いでんの?だいぶ走ってたっぽいけど」 「あ!お前藤!! 見なかった?!」 「はあ?なんで ?」 「〜!!もうお前に説明するのめんどうだからいいや!!」 ぽかーんしてる藤を置いて俺はまた走った。もう…足しにそう…。けど、 探さなきゃ…!!1人じゃ危ないし、ぜってぇ心細いだろ?!…ってか俺が 1人にしておきたくねぇから…!! 「おーい藤くーん」 「おい遅ぇよ鏑木…って ?」 「あ、藤くん!!パレード見てたの?」 「いや、寝てた…てかお前なんでここに居んの?」 「安田くんと来たのよ さん」 「さっき安田に会ってさ、あいつ」 「え?!藤くん安田くん見たの?!ねぇ!安田くんどっち行った?!どこ行った?!」 「え…あ…あっちの方走ってったけど…」 「ありがとう!!先生達もありがとう!!お土産かってくからねー!」 やっと見つけれるかも…!!安田くん!やすだくん!!やすだくん!!!早く会いたいよ!!はぐれちゃってごめんね、心配かけちゃってごめんね!いまだって、たぶん…いや、絶対迷惑かけちゃってるよね、ほんとうにごめんね…!!とにかく会って謝りたいよう!!出来る限りの速さで走り出す。お尻にばたばたかばんが当たる。あ!!かばん!!ケータイ!!もしかしたら安田くんから連絡あったかも知れない…!!わああ!!安田くんからすごいたくさん着歴が…!!うう、バカでごめんね安田くん!!急いでリダイヤルしてケータイに耳を当てる。やすだくんやすだくんやすだくん!! 「で、なんで安田と ?」 「藤くんってけっこう鈍感だよね…」 「…?」 |