01
「で、あんた達付き合うことになったの?」
「えー?付き合うって?」
「は?両想いになったんでしょ?」
「うん!!そうなの!!安田くんもね!私のことすきだって!!っきゃー!!」

初心者お2人

「んで…お前は俺のことを裏切って と言う彼女をゲットしたわけだ。おめでとう裏切りくん」
「あ…いや…彼女って…うーん」
「美っちゃんだめだよ、安田は頭が悪いんだからもっとストレートに嫌味言わなきゃ。安田気持ち悪いからはやく さんのとこ行って帰ってこないで」
「え…俺気持ち悪ぃ?」
「うわああ!!なんかむかつく!!なんだその余裕(?!)彼女がいる奴・モテる奴のその余裕が俺は大っきらいなんだよー!!」
「美っちゃん、懐の広さなら美っちゃんに勝る人はいないよ。」

う…わ…。なんか美作すげぇうぜぇ…本好もなんか、いつもよりちょっと憎しみこもった感じで俺のこといびってくるし…まぁ仕方ねぇよな。 ってクラスのみんなから好かれてたわけだし…俺が彼氏になったら納得いかねぇだろうな…彼氏…か…

「なぁ、世の中のカップルってさ、いったい何をして過ごすんだ?」
「なんだよお前、エロリストの口から出るような言葉じゃねぇだろそれ」
「別にカップルだからって特別な事する必要ないんじゃない?」
「いや…でもさ、なんかしてやらねぇとかわいそうじゃね?」
「じゃあデートにでも誘えばいいんじゃねぇの?」
「あぁ、そうだな…でも、どこ連れてけばいいんだ?」
「美っちゃんがデートってヒントくれたんだからそっからは自分で考えなよ」
「私服でデートして幻滅されて来いっ!!あるだろそういうの?えー私服こんなにダサいのー?ショックーもう別れるーみたいなの」
「え…俺の私服ってそんなひどいか?」
「美っちゃんの服のセンスを見習ったほうがいいね」

えー俺の私服…。でも、 の私服…かあ。どんなの着てるんだろうなースカートか?ズボンか?…みたいな。デートってそれっぽいしな、うん。なんかカップルっぽいよな、それ。でも…どこ連れてってやればいいんだろ…だめだ、出掛けるって事でテンパってかんがえらんねぇ…俺たちこのままで大丈夫なのかぁ(?!)

「彩、それ何みてるの?」
「んー?あぁ、これ?今度行くとこのパンフレットよ」
「ディスティニーランド行くの?!あ、彼氏さんと?」
「そう、なんか連れてってくれるんだってー」
「おおう!!さすが大学生っ!!いいなあ」
「あんたも安田に連れてってもらいなさいよ」
「えー!!私と安田くんがディスティニーランドに?!」
「付き合ってんでしょ?ならいいじゃない」
「…うん。」

わあ…私と安田くんがディスティニーランドかあ…絶対楽しいな!!安田くんとだなんてもう絶対に楽しい!!楽しくないわけが無い!!…聞いてみようかな?あ、でも…急にそんなこと言って図々しくないかな?べ、別に全額おごれーってわけじゃないんだけど…なんか、まだ両想いになったばっかなのに休日までつっこんでもいいのかな…うーん…どうしよう…。

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