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ゆらりとビルの隙間から現れた昔の愛弟子に、おやとセンチネルは首を捻った。不気味なまでの静けさが弟子を覆っている。少々遠くに投げ飛ばし過ぎたか。あれだけの距離だ、ブレインサーキットがいかれていても仕方がない。

「生きていたか、オプティマス」
「…」

と、背中に衝撃が走った。必死にスパークを集中させながら、背後を振り返る。

「貴様…!メガトロン!よくも!」

絶叫が、オイルと共にぼたぼたと零れていく。膝をついたセンチネルに、オプティマスはゆっくりと斧を突きつける。

「師よ。これが私の答えなのだ」
「よせ!」

そして振り下ろした。





雛を連れて、メガトロンは荒廃した大地を歩いていた。不思議な、何処か懐かしい地面をもの珍しげに見渡す雛をなんとかまとめながら少しずつ前に進む。
何かを刻むように、少しずつ。



if:もし〜ならば


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