6 | ナノ

神様はおっしゃった。幻は終わるのだと、焦がれた熱が吐息が私から離れない。




柱は破壊された。もうこの目で見ることはないと思っていた母星が、急速に形を失っていく。
人間共の歓声が聞こえる。勝機に活気づいたオートボットの雄叫びも。
減っていくディセプティコンのスパーク音も。
全て終わりだ。
決着を。そして終幕を。

「お前は儂がいなければ、何も出来ないのだろう?」



(メガトロン)


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