2 | ナノ


「馬鹿!」

部屋中に響き渡った怒声に、ビリビリと窓が震えた。
確かに命令したのは自分、だが、其処まで深追いするとは思っていなかった。その思い違いが、この結果だ。

「…もう良い。俺にも否がある」

ああ足下でキュウキュウ五月蝿い、俺が良いと言ったら良いのだ。減らず口を叩く暇があるなら、さっさとその体を治せ。



胸を締め付けた感情の名前


(ブラックアウトとスコルポノック)


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -