倉庫 | ナノ


馬鹿らしい阿呆らしい。
男っていうのはいつも性欲のままにふらふらふわふわ。そりゃあ私だって鬼じゃない。一度や二度の浮気くらいなら許すわよ。だけどどうして、

「毎日のように浮気するあんたの気がしれない」
「うん、悪い」

悪いなんて微塵も思ってない癖に。後ろから回された腕は振り払うことだってできたのに、そうしないあたしは結局デンジに甘いのだ。(惚れた弱みか)
背中のデンジが耳元で「悪い、もうしねえから」と囁いた。けれどあたしは知ってる、明日になったらそれは絶対嘘に変わる。
それでもあたしはデンジといることをやめられない。浮気の度に醜い気持ちをずぶずぶと膨らましながらこのまま日々を過ごすのだ。






あなたはバカわたしはブス
20100724 mutti
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -