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くしゃん!さっきからくしゃみがとまらない。なんだってんだ授業中だっていうのに。これだから花粉の季節って嫌いだ。(もっとも普段は真面目に聴いてるかと聞かれるとそうとは言い難いのだけれど)

「うざい」
「うざいって…しかたないじゃん…っくしゅ!」
「うぜー」
「花粉…くしゅっ…症なの!」
「気合いでとめろよ」

うざくて寝れねーとぶつくさ言いながら上体を起こしたアンドラーシュに殺意を覚える。花粉症でないあんたにはこの辛さわかんないだろうよこの鬼め、と思ったけれどくしゃみと鼻水で罵る余裕なんてない。(ふわふわ頭が見てるだけで鼻がむず痒くなって不愉快だ)

「花粉あんたの頭から飛んでんじゃないの」
「ばあか。んなわけねえだろ、うざ」
「あんたの髪の毛のほうがうざい」
「おまえの存在ほどではねえよ。つーかくしゃみまじでうざいんだけど」

くしゅん、くしゃんとくしゃみは一向にとまる気配はない。ああもうほんと花粉とアンドラーシュ消えてなくなれ。






不快感
20100316
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