「太子ってさあ」 「ん(もぐもぐ)、なんだなまえ。おにぎりならやらんぞ」 「馬鹿だよね」 「ななななんだと藪から棒に!失敬な!私は摂政だぞ!」 「政治のリーダーのくせに政治に疎いし」 「いやあれその、疎いんじゃない」 「日本語通じないし」 「なに!じゃあ今私たちが会話している言語は日本語じゃないのか!あ、じゃあこれ宇宙語…?」 「こんなに馬鹿だし」 「馬鹿じゃないわい!馬鹿って言うほうが馬鹿…いやカバ…?ん、馬鹿…?あれアルパカ…?」 「馬鹿でしょ」 「だから馬鹿じゃないぞ私は!」 「馬鹿だから女の子も寄ってこないんだよ」 「な、なに…まさか私が馬鹿だったから…いやそんな…」 「まあだから太子は馬鹿でいいと思うよ」 「なっ、それはあれか!私がモテなくていい気味だとかそういうことか!」 「さあね、太子の馬鹿」 「また馬鹿って言ったな!仕舞いにゃ泣くぞ!」 猫に馬鹿男 (だいぶ告白のつもりだったのになあ) 02100302 |