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痛いのかしらと思った。竹中さん、ねえ痛い?と聞いても返事はない。

なんだか愉しくなってきてしまって、つぎからつぎへと手を伸ばした。

床には虹色の絨毯が広がっている。

あ、もうおしまいなの。あらあらあらあら。竹中さんをみたら綺麗だった彼はどこかにいってしまって、金箔を剥がされた鼠色の不幸な王子様しかいなかった。


ちょっと、もったいなかったかなあ。







20100225 mutti
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