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溺れ死んだらわたしもずっと水の中にいられるかしら、口に出してみたらそんなことを言うもんじゃない、とたしなめられた。
だってだって、ほんとにほんとにそう思うんだもの。
わたしは泳げないわけじゃないけれど、やっぱり人間で。
つまり続く息にも限界がある。
だからあるいは、いっそ飛び込んでみれば、そう思ったのは酷く自然なことじゃないだろうか。
ああ、ねえ竹中さん。
やっぱりあなたは悲しむかしら怒るかしら。
それでもね、あなたといっしょにいたいの。
だから、



   ど
    ぷ
     ん







沈む白骨
20100224
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