来世
さよなら



別れの言葉も言えなかった後悔はあれど、その痛みすら貴方を思い出させる唯一のものだと思ってしまう。きっと貴方はわたしの「ごめんね」も受け入れない。かけがえのない人だった。それでも何もできなかった。そんな後悔をいつか貴方には叱って欲しい。忘れられない甘い痛みは永遠にその形を残し続け、それは決して消えてくれない。終焉を迎えれば次の輪廻がまた始まる。悲しい前向きさだと貴方は呆れるだろうけれど、新しい命でまた貴方に出会う夢をわたしはいつまでも愚かに見る。

  1. 思い返せば終わりの始まりはそこだった
  2. 宝物と呼べる日々振り返ればただ幸福と言える
  3. 好きだよの言い換えが君に掛かればこんなにも優しい
  4. その綻びにすら気付けない戻れたとしてなにを言えば良いのかも知らない
  5. 夜はいつでも永遠に近いずっと君といられたらいいのに
  6. *全部僕の、君がそう言いたいことは重なる肌の熱で簡単にわかる
  7. 君に渡す言葉を見つけられない僕は隣にいることさえ許されない
  8. 痛いところに触れるそれが愛なら僕たちにあったのはなに
  9. おかしいかな君を失ってほっとしてる違う命でいい君とまた恋に落ちたい