リハビリ | ナノ
※聖☆おにいさんの方のルシファー





「なあ、土産なにがいいと思う?」
「あ〜?土産ぇ?」


いきなりなにをいいだしたかこいつは。私は部屋でごろごろしながらファッション雑誌を読んでいたところだったのでルシファーの問いには適当に答えることにした。


「その辺でなんか買ってくれば」
「お前完全に答える気ないだろ」
「うん今忙しいから」
「雑誌読んでるだけじゃん」


後ろからやってきたルシファーに雑誌を取り上げられ、あー!と声をあげて取り返そうとしたが無駄だった。


「土産なにがいいと思うか答えたら返す」
「えー?なんのお土産よ」
「イエスのとこ行ってやるんだよ」
「あんたイエスさんのとこ行くのかよ…」


しかも土産まで持ってくとかほんと妙な気遣いだけはするんだから。私と会った天使長だった時からほんとそういうとこだけ優しかったりするんだよね。ツンデレか。そういえば私が聖女だった時もそうだったな。地獄に堕ちた(数日だけ)私にすごく良くしてくれたっけな。まあ私地獄での実物大のルシファー巨大すぎてかなりビビってた記憶が大半なんだけど。


「地獄名物のあれでいいじゃんルシファー地元でしょ?」
「俺あれ好きじゃないんだよ」
「ルシファーが食べる訳じゃないんだからいいじゃーんっ」


早く返せよとルシファーに言うと、まあそれもそうだしそれでいいかとか言って雑誌を返してきた。ルシファーは早速地獄名物のあれ(名前忘れた)を買いに行くとか行って地獄に戻っていった。あいつほんとわざわざ下界の私の部屋まで来てに何しに来たんだ。あとでミカさんにメールでもするか。ルシファー怒るだろうけど。まあツンデレだから良いか。
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