リハビリ | ナノ
17歳といえば、学校行って彼氏とか友達とか作って楽しむ年齢なんじゃないだろうか。
ところが私はイレギュラー。17歳なら普通学校に行っているはずの昼間、ターゲットに回し蹴りを食らわせていた。ターゲットの男はぐふぁだかぐふぉだか汚い悲鳴をあげて吹っ飛んで行った。17歳では有り得ない脚力。私の靴特別制だし。まあヴァリアークオリティーである。壁に激突して動かなくなった男に近づくと、脈を確認した。オーケー死んでる。死体処理班に後片付けよろしくとメールしてその場から立ち去った。



「あーあ」
「どうしたの?」
「私さあ、17なのに仕事ばっかしってどうよ。女の子として。普通は友達とか彼氏とかときゃっきゃっしているもんじゃないの」
「しょうがないでしょう。なんたってヴァリアーだもの。友達はともかく彼氏なら作れるんじゃない?ほらこの前来たじゃない。結構いい男があなたに会いに。名前ジャンって言ったかしら?」
「あってかそうだよアイツ!ルッスーリア聞いた!?アイツの話!」
「聞いてないわあ。どうかしたの?」
「アイツさあ、私のこと愛してるとかほざいてたくせして、ヴァリアー来た時にスクアーロがすごんだだけで逃げたんだよ!アホかっちゅうの!むりむりむり!ほんっと有り得ない」
「あらっ、よわっちい男ねえ…別れて正解だわ」
「付き合ってもいないけどね」
「そういえば、あなたのタイプってあるの?」
「私より強いか同じくらいの男」
「ずいぶん高望みね」
「そうかなあ」
「そうよ。あなたより強いって言うと、かなり絞られるわ」
「うぇえぇええ」
「そうね、身近でいるとしたらここぐらいでしょうね」
「ここって…ヴァリアー?」
「そ」
「ベルは年下だから無理だしマーモンとレヴィは論外、ボスはおっかない上に女癖悪いし…」
「スクアーロは?」
「…そういえばあいつ男として負い目ないな。うるさいぐらいか」
「あらあ、いいじゃない。スクアーロにしといたら?」
「職場恋愛はなあ…まあいいや、考えとこー」





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ここまで書いてネタが思い出せなくなった
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