小説 | ナノ
神田が見たことのない女の子と話していた。捜索部隊の人だろうか。だがそれにしては若すぎないか。見た目だけ見ると僕とそんなに変わらないように見える。東洋系の顔立ちに神秘的な漆黒の髪、しかも着ている服は捜索部隊のものではなく私服だ。科学班の子?でも白衣着てないしなぁ。じゃあ一体誰だろうと思っているとその女の子と目があった。
「こんちは」
「こ、こんにちは」
笑顔で挨拶されて挨拶しかえす。女の子は神田に何かを言うと、こっちに近づいて来た。
「君、アレン・ウォーカー?左腕のエクソシストの」
「はい。あなたは?」
「桃原未来。科学班の人間だ」
「科学班に?」
聞き返すと女の子は笑って頷いて、科学班って言っても最近本部に来たんだけどね。と付け足した。だから見かけなかったのか。でもその歳で科学班って…最年少じゃないか。それに何で神田と話してたんだ?僕の顔を見て桃原さんが何かを察したのか、いろいろと話してくれた。
「本部にはずっと前にいた事があったんだが、前に東部に飛ばされちゃってね。神田とは本部にいたときに知り合ってさ。久しぶりだから話してたんだ」
「あぁ、だからか…」
でもさっき神田と話してた様子を見るとずいぶん付き合いの長い旧友みたいに話してたけど、一体いくつなんだ?僕と変わらないように見えるけど。すると桃原さんが質問をしてきた。
「アレン、いつ本部に来たんだ?」
「結構最近ですね」
「歳は?」
「15です」
「あれ、結構若いな」
「良く言われます。桃原さんは…14、15でしょうか?」
「未来で良いよ。でも歳はハズレ」
「…16?17?」
「違う」
「うーん、18?19?」
「違う」
「じゃあ………もしかして二十歳、ですか?」
「や、違う」
「…13歳?」
「違う」
「じゃあいくつ何ですか」
聞くと未来はあり得ない事をにこりと爽やかに笑って言ってみせた。
「私、194歳」
魔女は爽やかに笑う
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琳華さんリクエストでD灰!アレンなんて久しぶりに書いたからわかんね←すません
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