「あ、神崎さんお帰りなさーい!」
「………」
「見て見てー♪」
「あ゙?」
教室に帰ってくると当然のようになまえがいた。そしていつもと違う髪形なのを指摘させたいのか嬉々として寄ってくる。…ガキってほんとにめんどくせぇな。
「………何が」
「えー気付かないですか?」
「知るか。(気付かないわけねーだろ馬鹿か)」
「城ちゃんとお揃いなのでーす!」
「あっそ、」
瞬時に顔を赤くした城山にとりあえず蹴りをお見舞いしておく。なんかむかつくわ。
「神崎さん、なまえ可愛いですか?」
可愛いって言って!という目をしてなまえは首を傾げる。
「可愛くね……」
可愛くねぇ…と言いかけて気付く。「可愛くねぇ」→なまえがいじける→ヨーグルッチを渡すしかなくなる→今、ヨーグルッチは一つだけ、この展開が一瞬で並んだ。一つしかないコイツを渡したくはないので俺はごまかすことにした。
「可愛くねぇ…こともねぇこともある。」
「………よくわかんないけど、可愛いってことですよね!神崎さんありがとう〜!大好きですっ!」
「…ポジティブってすげえな。」
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神崎先輩(→)←←←女の子
だったらいいよね
まだ神崎先輩はデレさせたくない^q^