「なまえクン、古市クン」
「何…」
「きゃー!旦那さまにクン付けで呼んでもらっちゃった!」
「お前ら気付いてたか…?」
「「何を?」」
「あの、男にとってもの凄く重要な行事がもう目の前に迫っていることを…!」
((はっ!?ば、バレンタインデー!!!))
「男鹿…!やっとあの行事の大切さに気付いたのか…!!」
「旦那さま…!私のチョコが欲しいと…そういうことですね!なまえ嬉しいっ」
「チョコ?何言ってんだ豆に決まってんだろ?」
「「豆?」」
「ああ、男は、ばれないようにいくつ豆を食えるかってのでレベルをあげてくもんだ」
「歳の数より何個多く食えるか、ベル坊、お前も成長するチャンスだ!」
「だぁぶ!」
「…だぁぶじゃねええええ!豆まきかよ!高校生にもなって豆まきがバレンタインより重要な男いねぇよ!」
「ちなみに俺は昨年287個食った」
「多いわ!!!!だからお前この時期鼻血出してんのか!!」
「ピーナツだからな」
「…………やっぱり旦那さまかっこいい…!なまえ、一生ついて行きます!」
「なんでだよ!」
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男鹿のおっかけ女の子はいつもこんなテンション。むしろ男鹿信者。