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「んう………」


朝、ベットに差し込む太陽の光で目を覚ますと、隣に寝ているはずの我愛羅は既に居なかった。


「あれ、起きたんだー…早いなぁ、むにゃ、私はまた寝よ……」


こすっても開かない目、覚醒しない脳ミソに諦めて二度寝を決意した私。再びベットに倒れ込んだら、さっきまで枕があった場所に枕がなく、私はどすんとマットレスに頭をぶつけた。そして真上には我愛羅の顔。


「……………ぎゃあああ!」
「反応が遅い。……それに二度寝したら起きられなくなるぞ。」


我愛羅は無表情で怒ってくるからたちが悪い。しぶしぶ起き出すと、嬉しそうに「よし、偉いぞ」とか言って、私の頭を優しく撫でるからもっとたちが悪い。そんなことされたら我愛羅のことをもっともっと好きになってしまうじゃないか。
別に我愛羅は、私を照れさせたいとかで頭を撫でたり、滅多にしない笑顔を見せたりしている訳ではないのは分かっているけれど悔しいから、まだ部屋から出て行かない我愛羅に、


「着替えたい、んだけど…。…我愛羅、見たいの?」


と意地悪で言ってみる。我愛羅は途端に真っ赤になって、すまない!と言いながら、早足で部屋の外に出て行った。自分から意地悪なことを言っておいて、私も我愛羅の素直な反応に赤面してしまうのであった。


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改心した後、風影なる前の我愛羅をイメージしてます。

ビジュアル的にはやっぱ下忍の時の方がすき。砂の三兄弟大好き^^
でもVS君麻呂の時が一番かっこいいかなぁ…。



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