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「んじゃ、また明日な」

「おう」

「さようなら!」


「木吉、なまえになんか間違いがあったらカントクに殺されるからな」

「はいはい、毎日のご忠告ありがとうございます」

木吉先輩と日向先輩は仲が良い、とても。前それを口に出したら日向先輩は酷く気持ち悪そうな顔をして全否定したんだっけ。思い出し笑いしていたら木吉先輩も笑顔で顔を覗き込むんできた。


「?どうかした?」

「いえ、あの…ふふっ」

「…?」


そういえばあの時もこの笑顔で、日向先輩と違って木吉先輩はとても嬉しそうに笑ってたんだっけと思い出したのだ。不審げな顔を見せる先輩の手をそっと取る。


「繋いでもいいですか?」

「…ん、」


また優しそうな顔で微笑む先輩はしっかり握り返してくれた。このとき返事が言葉じゃないのは照れてるからなんだ、って最近分かった。繋いだ手はゆっくりと温かくなって心地いい。


私木吉先輩のこと大好きなんだなあって毎日感じる。こんな幸せ他にないよね。そんな恥ずかしいことを素直に思えるのも木吉先輩のおかげかな、なんて考えていたら、


「なまえ、」

「はい、なんで、……す」


気付いたら木吉先輩の顔が近くて、一瞬だけ感じた先輩の体温。


「……!!」

「……ごめんなまえが可愛すぎてつい。」


これって間違いに入るかな、と少し心配そうな顔をしている木吉先輩も、ちょっと強引で男前な木吉先輩も私の大好きな人です!


こころを摘んで弾くもの



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titleにやり

木吉が好きすぎる



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