「てっちゃん迎えにきたよ〜ってうわ!」
見慣れた体育館の中で抱き合う男女二人。
「なななな!!」
「あ、なまえ来てくれたのか。」
「てっちゃん!」
振り返ると相変わらず適当に髪をばさばさとタオルで拭いている私の彼氏さんがいた。
「ちよ、なんなんですかアレ?うらやましいんですけど!」
「…黒子の元彼女らしいぞ」
「!黒子ちゃんの!?あんな可愛い子…!………うらやましい!」
そういうとコラコラと襟首を掴まれた。
「ていうか拭くの雑すぎ!風邪引いちゃうでしょう!屈んでー」
「ん」
私にされるがままになっているてっちゃんは可愛い。汗くさいのは嫌いなのにてっちゃんの匂いは私はどうしても嫌いになれない。これが惚れた弱みってやつか。いやちょっと違うか。なんて考えていたらてっちゃんに手を握られた。
「うひゃあ!な、なに!?」
「もう大丈夫。」
ありがとな、と笑ったてっちゃんがやっぱり1番かっこいい。そんなことを思っていたらいつまでも手を握られたままの、至近距離に首を傾げた。
「てっちゃん、どうし…」
「俺らも見せつけとくか?」
「っ…!」
にやりとわらったてっちゃんは男の子の顔で、私はやっぱりどきどきされっぱなし。
可愛くてコミカルで時に大胆
(あーん、でも黒子ちゃんの元カノ可愛い!欲しい!お持ち帰りしたい!)
(………)
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titleにやり
桃井さんすきです、カントクも捨て難いが。