「あ〜〜あ、シンってば、わたしがどんなに口説いても、いっつも『なまえが大人になったらな』って言ってごまかすんだよ?」
「……そうですか」
「わたしは子どもじゃないっての!」
「……(俺とひとつしか違わないけどな)」
「マスルール、何かいった?」
「いえ、何も」
「わたしに魅力が足りないのかなあ?」
「………」
「はあ……」
「魅力、ならあると思いますけど」
「えっ!?ほ、ほんと?」
「…俺、嘘嫌いなんで」
「きゅん、」
「え、?(今なんて…?)」
「マスルール、すき」
「………………は?」
「あんな尻軽男のことは忘れたわ!やっぱりこの世は筋肉よ!マスルールだいすき!」
「…………」
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -