※注意
なまえちゃんはアツヤが好きなんだって、でもアツヤは死んじゃって残ったのは僕。なまえちゃんはすごくすごく悲しいって言ってた。なんでアツヤが死んで、あんたが生き残ったのよ、とも言った。僕はその言葉がすごく悲しくて、涙が止まらなかった。なんでそんなこと言うのって泣きながら怒ったら、なまえちゃんは目を見開いて僕を見つめた。
「やだ、生きてたんじゃないアツヤ、」
なまえちゃんは僕の髪を優しい眼差しのまま、なですいて、僕のまぶたに小さくキスをした。そういえば昔、お母さんが、あなたたちは怒った顔が一番そっくりだわ。と言っていたことを思い出した。
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -