こねた | ナノ

▼ケータイ彼氏

「なまえ、30分経ったぞ」

「ありがと風丸。」

「いい匂いがするな…」

「クッキーうまくできてるかな、っと…おお!」

「どうだ?」

「ばっちりだよー!見て見て!」

「お、いい色に焼けてるな。美味しそうだ。」

「風丸がきっちり時間を計ってくれたからだね!生地を寝かせる時間も、焼く時間もばっちり!」

「いや、なまえの腕がいいのさ。」

「謙遜しなくていいのに、……へへ、でも嬉しい。」

「天板は熱いから俺が取ろう。」

「ありがと、クッキーは風丸が一番に食べてね?」

「なんでだ?」

「このクッキーはいつも頑張ってくれる風丸ために作ったから!」

「そっか、……ありがとう。」

「風丸、大好きだよ。これからもよろしくね!」

「………あぁ。」




※以下さらなるボツネタ

「天板は熱いから俺が取ろう。」

「ありがと、クッキーは風丸くんが一番に食べてね?」

「なんでだ?」

「え?だって不味いかもしれないじゃん。毒味だよど、く、み!」

「…………。」

「あーん、愛しの咲山くんと飛鷹くんが私の愛のこもったクッキー食べてくれますように!」

「愛しの人、二人、いるんだ…」

「文句ある?」

「いえ、……(お店に帰りたい…)」



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風丸ってつい苛めたくなる

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