ダストシュート | ナノ

あらゆる国のあらゆる言葉のあらゆるさよなら


西涼組。(not成り代わり)
初めて二人共書いた。

。。。。。。。。。。


綺麗な晴れやかな、うつくしい青空。
地面に横たわるその人はもう絶対に動かない。

「死んじゃったね、若」

「…ああ」

二人で大きな体を引きずって、川にどぼんと押し込んた。
上の方から枯れた木の葉がぷかぷかと流れてきて、セミの抜け殻みたいに見える。

「人は死ぬね、若」

「…ああ」

そばに落ちていた刀を水の上においたら、下にゆっくり滑りながら濁った底に落ちて、その上を血の跡みたいな紅葉が滑っていった。
なんだか酷く嫌だったから、もうそれ以上見てしまわないように反対側を振り返る。目の前の人はとても悲しい顔をしていた。

「死なないでね、若」

「…………ああ」









綺麗な晴れやかな、うつくしい青空だった。

「若?」

あの時頷いたあの人はもう絶対何処にも居ない。

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2014/03/25 22:03
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