曹魏の華



※夏侯淵女体化ネタ

夏侯淵は朝目覚めたら違和感を感じた。
自分の身体が異様に軽い。
そして胸にはある筈のない二つの大きな乳房。
「なっ、何ー、何でまたか!?」
夏侯淵は以前、敵国の間者が偲ばせた薬により女になった事があった。
そして夏侯惇の協力により元の姿になったのは記憶に新しく残る。
そしていつのまにかその薬を飲まされたのか、はたまたまた別の原因により女の身体になったのか解らない。
とりあえず寝間着を脱ぎ捨て、箪笥から小さめな朝服を引っ張りだし着込んだ。
こんな事を知っているのは夏侯惇とその従兄であり国の主である曹操であった。
夏侯淵はこんな事を仕出かすのは曹操しかいないと気づいた。
夏侯淵は直ぐさま、曹操の執務室へと向かう。
怒りを露にした美女が廊下を足早に歩く。
誰から見ても不機嫌丸出しなのはわかりやすい。
綺麗な顔の眉間には深く刻まれたシワがよる。
「失礼しますっ!」
力強く勢いに任せ、執務室の扉を開いた。
「何だ、朝から五月蝿いのぉ…」
「五月蝿いじゃありません、何で女になっているか説明してもらいますか?」
夏侯淵は得意な獲物を持ち曹操の首筋に刃先を宛てた。
「説明によっては容赦しません!」
どうやら女になっても獲物を奮える腕力はあるらしい。
「お、落ち着かんか妙才っ!」
「俺は至って落ち着いてますが…」
曹操は夏侯淵を落ち着かせようと声を掛けるが夏侯淵は淡々と話、未だに獲物を首筋に宛てていた。
「それで、説明していただけますよね?」
ニッコリと黒い微笑みを浮かぶ夏侯淵に曹操は観念したようで夏侯淵を女体にした理由を話掛けた。
「だって…元譲が羨ましいんだ。こんな綺麗な美女を抱けるんだ。儂だって抱いてみたかったんだぞ…」
「そんな事の為に女にさせたのですか?」
「ああ…悪いか。儂だって女になった妙才を抱いてみたいんじゃ!」
「殿、短い付き合いでしたがおさらばです」
夏侯淵は真顔で呟くと獲物に力を込める。
首筋に刃が食い込む。
「痛い、妙才、止めんかっ!」
曹操の声を聞いたのか扉が開かれた。
「孟徳、どうした?」
「元譲…助けてくれ!」
「淵なのか?何をしているんだ!」
夏侯惇は夏侯淵から獲物を奪い、何とか曹操を助ける。
「惇兄、邪魔をしないでよ。今度は殿のせいで女になっちゃたんだぞ…」
「本当なのか孟徳?」
「ああ…本当だ」
「孟徳、お前と言う奴は…」
夏侯惇は呆れていた。
「だって羨ましいんじゃ…元譲ばかり良い想いをして儂にも妙才の身体を味わいたいんじゃ」
「うわあっ!」
曹操は夏侯淵を抱き寄せる。
「ちょ、殿、離して。惇兄助けて…」
「孟徳、止さないか。みっともないぞ!」
夏侯惇は曹操から夏侯淵を引きはがそうと腕を伸ばすが曹操はがんとなり夏侯淵を離そうとはしない。
「お願いじゃ、どうせ身体を重ねたら元に戻るんだから儂を相手にせよ。これは命令だっ!」
「げっ、マジかよ…」
「孟徳、お前…」
曹操の我が儘の本領発揮されたうえに、命令された。
こう言う時に権力を振りかざす曹操に二人は呆れてしまう。
「惇兄…どうしようか?」
「このままでは埒が明かない。仕方ない、今回は孟徳に従うしかない。後々面倒になるから諦めろ…」
「そ、そんな惇兄…」
夏侯惇の良からぬ言葉に夏侯淵はショックを隠しきれない。
「孟徳、淵に乱暴な事や妙な事をしたら再起不能にしてやるから覚悟しろよ…」
夏侯惇は夏侯淵の獲物を突き立てて脅した。
「肝に命じとく…」
「淵、暫くの間我慢しろ元に戻るまでは」
「解ったよ、惇兄…」
夏侯淵は仕方なく、曹操に従うしかなかった。
夏侯惇は執務室から出ていってしまう。
「さあ、妙才、これで邪魔者はおらぬ。楽しませてもらおうか…」
「殿…」
曹操は夏侯淵を私室へと連れていくと寝室にある寝台へと押し倒した。
「本当にするんですか?」
夏侯淵は覆いかぶさる曹操に問いかける。
「何だ、随分と弱気じゃのお。元の姿に戻りたくないのか?」
「それは…戻りたいけど」
「何、優しくする。だから安心して身を任せよ…」
「…解った」
曹操は夏侯淵の返事を聞くと夏侯淵の唇に自分の唇を重ねた。
「んっ…んっ…」
曹操は夏侯淵の服を脱がしていくと白い肌が露になる。
「美しいのぉ、愛でがいがある…」
曹操は夏侯淵の柔らかな乳房に触れる。
柔らかく揉みごたえがある乳房を揉んでいく。
「んあ…あっ…やっ」
夏侯淵は揉まれと感じるのか声を漏らす。
「こんなに大きいのに感じるのか、もっと揉んでみたくもなる…」
曹操は夏侯淵の乳房を揉みながら乳首を舐めていく。
「んふっ、んんっ…」
感じやすい乳首を舌で転がすように舐められて吸われ続ける。
「ああ、あ…殿っ、あうっ!」
気持ち良くて仕方ない。
頭が真っ白になりそうだ。
夏侯淵の乳首を吸っていた曹操は更にもう一つの乳首も同じように可愛がる。
「あっ、あう、んっ!」
何度も舌で転がし吸っていく。
曹操の舌の動きに翻弄されながら夏侯淵は嬌声を挙げる。
胸から唇を離すと、そのまま唇は腹へ伝う。
夏侯淵の下穿きを全て取り払うと夏侯淵の両脚を拡げる。
茂みが生える部分より下に蜜壷が曹操の瞳に映る。
「やっ、嫌あ、見ないでくれ…」
「ほう、綺麗な色をしておるな」
曹操はわざと指先で蜜壷をなそる。
「あっ、はっ…」
「本当に綺麗だな、これで男を知っているとは残念だな…」
「仕方ないじゃないか、殿だって解っているだろ」
「まあな、だが、儂の色に染めるのも一興だな」
曹操は蜜壷に舌で舐めていく。
「あっ、きゃう、やっ、あん、汚い…から、口を離して」
「汚くはない、寧ろ綺麗なくらいだ…」
曹操は舌で何度も舐めていく。
舌で時折、蜜壷の中をなめ回す。
「ああ、あん、あっ、あーっ!」
びくびくと身体を震わせ夏侯淵は快楽に酔いしれ嬌声を挙げる。
曹操は蜜壷の上にあるしこりを突然、強く吸った。
「ひやあああっ!」
夏侯淵は痺れるような快感を感じて耐えられなくなり潮を噴いた。
初めて潮を噴いた夏侯淵は絶頂の余韻に浸る。
「大丈夫か妙才?」
曹操の問いに夏侯淵は意識がボーとして答えられない。
そんな夏侯淵に曹操はゆっくりと口づける。
唇は直ぐさまに離れると夏侯淵の足を拡げる。
身体を割り込ませると曹操は下穿きから高ぶる陰茎を取り出して濡れそぼった蜜壷に陰茎の先端を宛てた。
「妙才、入れるぞ…」
曹操は一気に腰を進め、陰茎を蜜壷に沈めていく。
「あああーっ!」
夏侯淵は曹操の陰茎を身体の中に挿入されて悲鳴を挙げた。
「殿…やああっ、あっ!」
「妙才、愛しておるぞ…」
夏侯淵の腰を掴むと律動を始めた。
「あっ、ああ、あんっ!」
激しく腰を打ち付けた。
夏侯淵は曹操に身体を揺さぶられながら喘ぐ。
その激しい動きについていく為に背中に腕を回した。
「やあっ、ああ…激しいっ、あう、んっ!」
「妙才、お前の中はなんて心地好いのだ。元譲が独占する気持ちが解るぞ」
夏侯淵の膣の中は曹操の陰茎を程よい締め付けていく。
「気持ち良いぞ、もっと締め付けろ…」
曹操は更に腰を打ち付けていく。
「やっ、ああっ、あっ、殿っ、やああっ!」
「本当に元の姿に戻したくないな…」
曹操は夏侯淵に囁くと一度陰茎を引き抜く。
「あっ、何で…?」
「言ったであろう、元の姿に戻したくないと」
「嫌あ、お願い…それだけは勘弁して」
夏侯淵は涙を流して曹操に訴える。
「お前の身体は最高なのに、勿体ないがそんな顔をされたら仕方ないな…」
曹操は夏侯淵の身体を起き上がらせて胡座をかいた足の上に座らせようとする。
「このままゆっくりと腰を降ろせ」
「はい、殿…」
夏侯淵は曹操の言われるままに腰を降ろした。
腰を降ろすと共に蜜壷に曹操の陰茎がゆっくりと飲み込んでいく。
「ふああっ、あっ、ああ…!」
「妙才、しっかりと掴まっておれ…」
「はい…」
曹操は夏侯淵の身体を抱きしめるとゆっくりと律動を始める。
下から突き上げてくる曹操の陰茎は夏侯淵の奥を何度も穿つ。
その度に気持ち良い部分を擦りつける。
「あっ、ああ…やっ、んんっ!」
曹操は確実に夏侯淵を絶頂へと導いていく。
夏侯淵の胸の頂きを指先で弄る。
その度に曹操の陰茎を締め付ける膣の壁がきつく締め付ける。
「んああ、やっ、殿…いい、ああっ!」
揺さぶられる度に夏侯淵は曹操の背中に爪を立てる。
気持ち良くて何も考えられなくなる。
「ああ、殿、もう…」
「限界か?共に果てようぞ…」
曹操は夏侯淵の腰をしっかり掴むと更に激しい律動を続ける。
先程とは違う曹操の動きに翻弄されていく夏侯淵は突き上げられる度に嬌声を挙げた。
「あ、ああ…やっ、イく…」
「儂もだ…」
二人は更に高みを求めて絡みあう。
そして曹操の陰茎が強く奥を穿つと夏侯淵は痺れるような快感が襲った。
「ああ――――っ!」
「んっ、うぐ…っ!」
夏侯淵が絶頂を迎えると膣の壁がきつく締め付ける。
曹操は締め付けに耐えられなくなり夏侯淵の中に吐精した。
ドクドクと注がれる熱を感じながら夏侯淵は意識を失った。
夏侯淵の身体を支える曹操は気を失った夏侯淵に口づけを落としたのであった。



暫くして夏侯淵は意識を覚醒する。
「んっ…腰痛え…」
夏侯淵は痛む腰を掌で摩りながら起き上がる。
身体は元に戻ったようで一安心した。
夏侯淵は横を見ると曹操が眠っていた。
よっぽど満足したのか良い寝顔を晒している。
本当に我が儘で自分の欲に忠実で、でも頼りになる人。
こんな事をされても嫌がらない自分もいて。
「目覚めたのか妙才…」
「殿、起こしてすみません」
「いや、気にするな、儂は満足したからもうお主を女にする気もない…」
曹操から意外な台詞を聞いた。
一度抱いただけで満足するなんて珍しい。
「それにあまり無理をさせて妙才に何かあったら元譲が怒るからな…」
「そうですねーとりあえず元に戻ったから良かったけど、二度と女にはなりたくないです」
夏侯淵は脱ぎ捨ててあった服を着込んだ。
「殿には一応は感謝しますよ」
「一応とは何だ、一応とは?」
「悪戯したんですから少しは反省して下さい。でないと今度は本当にその首が胴体と繋がってないですから…」
夏侯淵はニッコリ笑って部屋を出ていった。
「…相変わらず、こういう事ははっきり言うものだな」
夏侯淵の性格ではありえない残酷な感情。
曹操は夏侯淵を怒らせないように誓った。
でなければ本当にされかれないと思ったからだ。
でも、勿体ないような残念だと思いながらため息をついた。





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