君の気持ち あなたの笑顔 (1/5)


私の彼氏は誰にでも優しい。
それはもちろんいいことだと思う。
だけど、私以外の女の子にも平等に優しい。
私以外の女の子にも私の大好きなあの笑顔を向ける。
私は彼のそんなところがとても大好きだし、そして同時にとても嫌いだ。

告白したのは、私から。
何で私の告白に頷いたのかは今でも謎だ。
だって、私、彼に好きだって言われたことがない。
告白したときに、あの鉄壁の笑顔で「私もですよ」って言ってくれただけ。
だからいつまで経っても疑念が消えないのだ。
彼は優しいが故に私の告白を断れなかっただけなんじゃないかって。

「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -