気付かなかったお前が悪い (3/3)


「そろそろ籍を入れて、俺と一緒に暮らさないか」
「プ、プロポーズ!?」
「最初からそのつもりだったが」
「ウソ…!?」
「いつも言っていただろう一緒に住もうと。ことごとく無視されるからお前は俺と結婚する気はないのかと思い始めていたところだった」
「ごめん、全然気付いてなかった…」
「それで、お前は俺と結婚する気はあるのか」
「あ、あります…!」
「それじゃあ今から引っ越しの準備だ。来週はお前のご両親にご挨拶に行くから何としてでも休みをもぎ取れ」
「そんな急すぎるよ!!」

そんな私達を霊(30代男性)が微笑ましそうに見ていたとかいなかったとか。


気付かなかったお前が悪い
(例え霊といえども同じ屋根の下で他の男と住むなんて、俺が許すわけないだろう)


130416 初稿
130730 初出



ところどころ実話だったりします。

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